ホンダ クラリティフューエルセルVSトヨタミライ

新型同士の比較

新型クラリティとミライの性能を比較している。どちらが良い車種なのか。FCVとして華々しくデビューしているのはトヨタミライだが、クラリティも2008年に実はデビューしているのだ。様々な観点から比較して行く。


価格や性能でTOYOTA MIRAIを越える事が出来るのか

トヨタのミライは2014年12月から一般発売を開始している。現在は話題もあり、生産が追い付いていない状態だ。


納車待ちの状態が続いていると報告を受けている。


ボディサイズは全長4890×全幅1815×全高1535mmのボディ。


美しいフォルムに最先端のオーラを放っている。

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【Honda CLARITY FUEL CELLについて】

クラリティの一番の痛手は一般発売はまだしない事だ。

当面リースのみの方針を固めている。


ではいつ一般発売されるのか。

再来年の2017年頃では?と言われている。リースの売れ行き状況を見て決定するとの事だ。


クラリティフューエルセルのリース価格は766万円の予定だ。

トヨタのミライより勝っている点は、アクセルを全快に踏んだ時の静粛性


加速能力やハンドリングはミライとの決定的な違いはまだ見られない。

 

ミライが騒がれているがクラリティの方が先輩車種

 

FCVとは燃料電池自動車の事だ

今このFCVが大変注目されている。

減税・免税で市場が騒がれているこのご時世では当たり前の事だろう。


各メーカーが己の技術力を世に示そうとしてこぞってFCVを開発している。


プライドを掛けたFCVの覇権争いが行われているのだ。


それだけに注目度も大変高い。

現在頭1つ飛び抜けているのはTOYOTAだ。

世界初の市販FCVとしてミライを華々しくデビューさせた。

ミライが大変騒がれているが、実はホンダのクラリティの方がミライよりずっと先輩なのである。

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なぜクラリティをフルモデルチェンジさせたのか

 

2008年にFCVとしてクラリティを発売しているホンダ

リースではあるものの、専用技術でクラリティをトヨタのミライよりも先に発表していたのはホンダの方だ。


しかし、デビューの華やかさ、インパクトではミライに負けた。

2008年の限定リースとしての販売と、ミライのような一般販売とでは技術的には差は無い。


しかし戦略負けをしたのだ。


そこでこの度、そのクラリティをフルモデルチェンジし

クラリティフューエルセルと言う名前で再デビューを果たす事にした。

どのような車に生まれ変わったのか。

まず、心臓部のFCスタック周辺も含めて全てを印新。

初代クラリティの名前は使っているが、まったく新しいFCVに生まれ変わった。


▼初代の特長


FCスタックのガスの流れを縦フローとし、それがセンターコンソールに搭

 

▼新型クラリティの特長


乗車人数:5

新型のFCスタックは一般的な横フローとしている。

それらをモーターや制御ユニットと一緒にボンネット内に納める。 

ボンネット内にパワーユニットを集中させているので5人乗りが可能

フロア高は普通。 


▼ミライはどんな車か


乗車人数:4

FCスタックを床下に配置。

これによりフロア高が持ち上がり着座席位置がSUV的だ。


重量物を床下に集中格納しているため低重心と言う仕様になっている。


走りの性能ではどちらが各上か

クラリティフューエルセルもミライも互角。

 

スペック比較は?

下記で主要諸元表を作成したが

FCスタックは新型クラリティの方が上である。

モーター最高出力もクラリティの方が高い。


そしてクラリティの大きな勝ち点は乗車人数である。

パワーユニットを前の方に集中している為、5人乗りに対応している。


しかし室内のSUVっぽさはミライの方が上である。

なにより、ミライは一般発売され結果をだしている。

かたやクラリティはまだリース販売のみ。


この点は大きい。

ミライと比較するにも一般販売が決定されなければ土俵にすら乗れないのではないだろうか。

主要諸元 新型クラリティ MIRAI
全長×全幅×全高 4895×1875×1475mm 4890×1815×1515mm
FCスタック 100kW(136ps)以上 114kW(155ps)以上
高圧水素タンク 700気圧 2本搭載 700気圧 2本搭載
モーター最高出力 130kW(177ps)以上
113kW(154ps)以上
駆動用バッテリー リチウムイオン ニッケル水素
乗車店員 5名 4名
航続距離(JC08モード) 700km以上 およそ650km
価格 766万円 723万6000円

クラリティの売りは静粛性でもある。

FCスタックの音が静かだ。

先代はリショルムコンプレッサーを使っていたのだが、新型は遠心タービン圧縮機になっている


目線

ミライの目線はセダンとしては高い。

若干の違和感を感じる。


しかし新型クラリティは低い視線を維持している。


クラリティフューエルセルはこのように良く出来ているFCVだ。

早めに一般販売を開始して反撃に出て欲しい。

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