トヨタの新型エスティマのフルモデルチェンジは2020年に決定。2L+モーターのハイブリッドに決定!その最新情報を公開!価格は420万円マイナーチェンジは2016年6月に行われるがそれよりも遙かに進化する事となる。燃費も大幅アップ。
新型エスティマへ。フルモデルチェンジでどう変わる?
エスティマは2016年に大幅なマイナーチェンジ受けた。
V6を止め2.4LのガソリンとHVの2設定となった。
フルモデルチェンジはこれより大きな変化がある。
フェイスも大きく変更し、現行モデルよりも車高が低くなる。
エスティマは1990年からトヨタが生産している歴史ある大型ミニバンだ。
新型エスティマの最新情報の前に、まずがエスティマについて詳しく見て行こう。
初代エスティマ(TCR1#W/TCR2#W型)1990年~1999年
2020年にエスティマはフルモデルチェンジされ、新型エスティマへと進化を遂げるが、
エスティマのコンセプトモデルが初めて世の中に登場したのは、1989年だ。
幕張メッセで初開催された第28回の東京モーターショーに登場したのだ。
その時は「動くカットモデル」と話題になった。
発売は1990年5月12日だ。
初代エスティマのキャッチコピーは、
・ナイスキッド(エミーナ・ルシーダ 登場時)
・新・家族の挑戦(エミーナ・ルシーダ 中期型)
・TOYOTAの天才タマゴ(後期型)
エスティマの登場は当時のワンボックスカーの常識を覆す事になる。
それは「アンダーフロア型ミッドシップレイアウト」が採用されたからだ。
この画期的なシステムは、当時エンジンの位置と言えば、前輪前・運転席下にあるのが常識だったがそれを横に75°寝かせ、平床化を成功させたのだ。
また、
前輪も運転席の前方に置く事で、世界的にも初めてな、アンダーフロア型ミッドシップレイアウトを成功させたのだ。
しかしこのエスティマは実は成功とは言えるような車種ではなかったのだ。
このエスティマの失敗を踏まえつつ新型エスティマ(2代目)に変化していく。
【主なモデルチェンジ】
・1998年1月 マイナーチェンジ
初代エスティマのスペック
全長×全幅×全高 | 4750×1800×1780~1820mm |
ホイールベース | 2860mm |
車両重量 |
1680~1900kg |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
乗車定員 | 5名 |
エンジン |
・TZ-FE型 2.4リットル直列4気筒DOHC(前期型)
・2TZ-FZE型2.4リットル直列4気筒DOHC(中・後期型) |
駆動方式 | MR/4WD |
変速機 | 4速AT |
サスペンション |
前:ストラット式 後:ダブルウィッシュボーン式(エスティマ/G) 後:4リンク式(V/X/アエラス) |
デザイン | CALTY |
2代目エスティマ(ACR30W / ACR40W / MCR30W /MCR40W / AHR10W型)2000年~2005年
エスティマがはじめてフルモデルチェンジをしたのは2000年1月6日だ。
この新型エスティマを海外戦略車とするべく、プレヴィア(ヨーロッパ市場用)とプレヴィアまたはタラゴ(オセアニア用)も発売された。
しかし、北米ではエスティマは発売される事が無かった。
ボディは卵型の丸みを持ったコンセプトはキープしつつ、しかしカムリを改善したFF(駆動方式)にミッドシップを変更している。
エスティマはフルモデルチェンジからわずか5ヶ月後の2001年6月にハイブリッドモデルが誕生している。
初代の失敗から多くを学んだトヨタ。
新型エスティマでは多くの改善点をおこなっている。
その結果、カローラ、ヴィッツに次ぐ、2000年新車乗用車販売台数第3位(約12万2400台)まで上り詰めたのだ。
この2代目エスティマは非常によく出来ている車種だ。
この後3代目エスティマへとフルモデルチェンジを行うのだが、新型エスティマ(3代目)が誕生した後も、中古車市場でも人気となったのだ。
初代エスティマハイブリッド 2001年~2005年
エスティマにハイブリッドが誕生したのは2001年6月だ。
重量が約1.85トンで排気量2.4リットルのガソリンエンジンを搭載しているが、この当時で10・15モードで18.0km/L(マイナーチェンジ後は18.6km/L)の低燃費を達成している。
このハイブリッド車はトヨタ自動車の中では「プリウス」に次いで2代目となる。
なお、ミニバンのカテゴリーにおいては初のハイブリッド車だ。
現在、新型プリウスハイブリッドはかなりの人気を得ている車種までに成長を遂げた。
このページでも紹介して行くが、新型エスティマハイブリッド(4代目)もそのプリウスハイブリッド同様に、人気を得るだろうと言われている。
トヨタは「プリウス」「エスティマ」このビッグネームのフルモデルチェンジには相当気合を入れているのだ。
そのフルモデルチェンジ内容については後程解説して行きたい。
【主なモデルチェンジ】
・2003年7月 マイナーチェンジ
2代目エスティマのスペック
全長 | 4750~4795mm |
全幅 | 1790mm |
全高 | 1770~1785mm |
ホイールベース | 2900mm |
車両重量 |
1600~1880kg |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
乗車定員 | 5/7/8人 |
エンジン |
2AZ-FE型2.4リットル直列4気筒DOHC 1MZ-FE型 3.0リットルV型6気筒DOHC 2AZ-FXE型2.4リットル直列4気筒DOHC(ハイブリッド専用)
|
駆動方式 | FF/4WD |
変速機 |
標準車: 4速AT ハイブリッド: CVT |
サスペンション |
前: ストラット式 後: トーションビーム式 |
プラットフォーム | トヨタプラットフォーム |
3代目エスティマ(ACR5#W / GSR5#W / AHR20W型)2006年~
2006年1月16日3代目エスティマへフルモデルチェンジ。
今回よりヨーロッパ市場での販売はなくなったものの、オセアニア(車名:タラゴ)やアジア向け(車名:プレヴィア)には展開された。
なお、北米では引き続き販売はなかった。
プラットフォームは2代目アルファード/初代ヴェルファイアと共通の新MCプラットフォームを採用している。
エンジンは新開発の「2GR-FE型」となった。
※3,456ccV型6気筒DOHC 280PS
国産ミニバン、前輪駆動車で初の280PS達成を達成したのはこの3代目エスティマだ。
ヘッドライトの形状変化やフェイスの変化などを行なっている。
【主なモデルチェンジ】
・2008年12月24日 マイナーチェンジ
・2009年12月14日 一部改良
・2012年5月8日 2度目のマイナーチェンジ
・2013年5月7日 一部改良
・2014年9月2日 一部改良
・2016年6月6日 3度目のマイナーチェンジ
2代目エスティマハイブリッド(2006年~)
エスティマハイブリッドがフルモデルチェンジされたのは、2006年6月12日だ。
ハイブリッドシステムは、2代目プリウスにも搭載されている、「TS-Ⅱ」を採用した。
実用燃費の向上の為、「排気熱再循環システム」を搭載。
今までは排気の熱エネルギーを捨てていたが、それを回収する事に成功し、エンジン暖機やヒータの暖気に利用している。
エスティマハイブリッドの燃費は改善され、20.0km/Lとなった。
3代目エスティマのスペック
全長 | 4795~4815mm |
全幅 | 1800~1820mm |
全高 | 1730~1760mm |
ホイールベース | 2950mm |
車両重量 |
1700~1970kg |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
乗車定員 | 7~8人 |
エンジン |
2AZ-FE型2.4リットル直列4気筒DOHC 2GR-FE型3.5リットルV型6気筒DOHC 2AZ-FXE型2.4リットル直列4気筒DOHC(ハイブリッド専用) |
駆動方式 | FF/4WD |
変速機 |
CVT(2.4リットル) 6速AT(3.5リットル) |
サスペンション |
前: ストラット式 後: トーションビーム式 |
ハイブリッド方式 | スプリット方式(THS II) |
プラットフォーム | 新MCプラットフォーム |
上記がエスティマの歩んで来た歴史だ。
次に、新型エスティマのフルモデルチェンジ最新情報を見ていこう。
新型エスティマには当然、ハイブリッド設定もある。
しかしそのハイブリッドの内容が凄い事になっている。
今までのハイブリッドの走行性能を覆すような出来だと言う。
順番に新型エスティマの情報を見ていこう。
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2006年に発売して以来、1度もフルモデルチェンジがない
まもなく10年目に突入するロングセラーミニバン「エスティマ」。
現行モデルはマイナーチェンジを過去3度受けている。
一部改良は過去4度受けて来たが
2016年6月にフルモデルチェンジ並のビッグマイナーチェンジがを行ったばかりだ。
実は2016年~2017年に新型エスティマを誕生させるべくフルモデルチェンジの予定もあったのだが、マイナーチェンジにとどまった。
これの理由は様々あるが、2020年にフルモデルチェンジを行う事にし、最新技術を全て投入する算段があるのが主な理由だ。
トヨタの中でもエスティマは特にビッグネーム!
エスティマはトヨタの中でも特に大切にされて来た車種だ。
エスティマと言う車種は日本車の中でも「ビッグネーム」と呼ばれる部類に入る。
ビッグネームとは、
長く連綿と続くネーミングでその個性などを大切に受け継いで来た日本の名車を言う。
エスティマ以外にビッグネームと呼ばれる車種にはどのような物があるのか。
代表的なのは、「クラウン」や「スカイライン」だ。
1950年代から続く伝統的なビッグネームと言われている。
カテゴリー別にわかりやすくまとめると、
・ミドルサイズサルーン
「マークX」「レガシィ」「アコード」
・SUV
「ランクル」「パジェロ」 などがビッグネームに当たる。
ミニバンでは、「エスティマ」、「オデッセイ」などがビッグネームとなる。
実はこれらビッグネームと呼ばれていた車種は、現在日本市場ではめっきり減っている。
一度、消え、新たに新型へフルモデルチェンジされた車種もあるが、
そのまま消えて行く車種が多数ある。
日産で言えば、現在残っているビッグネームは
「GT-R」「フェアレディZ」「スカイライン」「プレジデント」だけになってしまった。
それまでは、
「ブルーバード」「シルビア」「セドリック/グロリア」「サニー」などの名車が存在したが全て消滅してしまった。
マツダで言えば、現行の「アテンザ」「アクセラ」は、「アカペラ」「ファミリア」と言った過去の名車が名前を替え販売している。
日本市場では名車は次々と消えていくが、
その中でもトヨタはビッグネームを大事にしている。
現在の「アルファード/ヴェルファイア」「ノア/ヴォクシー」もそろそろビッグネームの仲間入りをするだろうし、
「コロナ/カリーナ」は「プレミオ/アリオン」に名前を変えたものの、
現行ビッグネームは、センチュリーに始まり
・マークX
・カムリ
・クラウン
・カローナ
・ランドクルーザー
・RAV4
・エスティマ 等多くの車種が今でも健在している。
トヨタはビッグネームを基本的には切らないのだ。
過去に消滅した名車は「セリカ」「スターレット」「スープラ」くらいである。
※スープラは近々フルモデルチェンジされ新型が誕生する。
そんなビッグネームの1つエスティマはどのような新型車に生まれ変わるのだろうか。
現行車は基本設定が弱点となっており、フルモデルチェンジではここに改良を加えてくる。
最大の変更点は、デザインの変更だと言われている。
新型エスティマではフロントマスクが一新されるのだ。
フロントマスクの変更だけでなく、リアエンドのデザインまで大幅な変更が待っている。
フルモデルチェンジではフロントマスクがどのようになるのだろうか。
新型エスティマはプリウスαのようなフェイスデザインとなる
トヨタのファミリーフェイスである
・キーンルック
・アンダープライオリティー
この2つを採用する。
この為マイナーチェンジ後のエスティマの顔はプリウスαに似て来ると言われている。
実は、エスティマはプリウスαと競合してしまう車種だ。
プリウスαの方が新しいし、人気があるためエスティマ自体を廃止しようとする話も出ていた。
しかし、先日行われたモデルチェンジでエスティマは生き延びたのだ。
なお、この時にエスティマだけでなくウィッシュやアイシスも廃止される決定がされていたのだ。
新型エスティマはフェイスだけでなく、より豪華に、さらに実用的になるのだ。
リアビューも前衛的になり、従来のミニバンとは大きく異る。
Cd値は0.25程度でこのクラスのミニバンでは圧倒的な数値だ。
なお、自動運転に対応するデバイスを搭載している。
ライバル車種となる他のミニバンを大きく突き放す車種となる事は間違いない。
新型エスティマは車高が低くなる。
現行エスティマハイブリッドのボディサイズは、
全長:4820mm
全幅:1810mm
全高:1760mm
全長や全幅のサイズ変化はそこまでないが、
新型エスティマでは車高をグッと下げて来る事が分かる。
低床フロアになる事で、乗り降りがとても楽になるので
子どもや老人にはありがたいだろう。
また低床フロアになり車高が下がると、
高速走行時に風を受けにくくなり安定した走行性能を発揮しやくなるなどのメリットがある。
天井が下がる分、床の位置も下がるので室内空間まで広くなるのだ。
同じミニバンのオデッセイハイブリッドのボディサイズを見てみよう。
ホンダオデッセイハイブリッドのボディサイズ
全長:4830mm
全幅:1820mm
全高:1685mm
オデッセイハイブリッドのボディサイズを見てみると、エスティマより全高は+10mm、全幅は+10mmも大きいにも関わらず、全高が75mmも低いのだ。
最新のハイブリッド車はどんどん低床フロアを採用し、全高が低くなっているのだ。
エスティマでも全高は1690mm程度になるのではとの情報がある。
▼新型エスティマのボディサイズ
新型エスティマの予想ボディサイズは、
全長:4820mm
全幅:1820mm
全高:1690mm となる。
新型エスティマは車高が低くなりさらに室内空間も広々する。
素晴らしいフルモデルチェンジ内容と言えるだろう。
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新型エスティマハイブリッドの発売時期はいつ?
当初は、2018年にフルモデルチェンジされる計画もあったが、最新情報では2020年頃と見られている。
ただし、現在のエスティマは2006年以降一度もフルモデルチェンジを行っていない。
直近のモデルチェンジは2016年6月だが、
仮に2017年に新型へと生まれ変わると
フルモデルチェンジまでにおよそ11年の期間が空いた事になる。
このように考えるといつフルモデルチェンジされてもおかしくない状況にいるのだ。
新型エスティマのフルモデルチェンジ時期の一番の懸念点は、自動運転システムの搭載ともいわれている。
また、プラグインハイブリッドの設定についても話し合いが行われておりそちらの点でも開発が遅れている。
こちらの件に関しては後程詳しく、解説していく。
新型エスティマのエンジン
2016年6月のモデルチェンジにより3.5LのV6NAが廃止された。
そして2.4L NAとハイブリッドの2設定となった。
直列4気筒DOHC、2362cc+モーター。
さて、
エスティマはフルモデルチェンジではハイブリッドの1本化が進められると言う。
プランには、FCVもあったがエンジンは新開発の2Lハイブリッドのみとなる。
新型エスティマのFCVプランは水素タンクの搭載場所が無く設定が難しいようだ。
プラグインハイブリッド仕様は現在、開発を検討中の事だ。
豊田章男社長は「2020年の東京オリンピックまでに日本の風景を変える」と話している。
2020年までには是非、新型エスティマプラグインハイブリッドモデルを誕生させて欲しいものだ。
新型エスティマハイブリッドの燃費は?
フルモデルチェンジで注目される点は燃費だ。
JC08モード燃費でどこまで伸ばせるかが、その車種の販売台数を大きく左右する。
燃費がライバル車種に追いつかない場合は、「失敗」と呼ばれる事もある。
新開発のハイブリッドエンジンを搭載する事により、
JC08モード燃費:25.0km/Lを目標に開発されている。
燃費性能については注目していきたいポイントだ。
新型エスティマハイブリッドの安全装備について
豊田章男社長は2020年までに東京の風景を変えると話す。
これの目標は、他社ライバルメーカーよりも自動運転技術を発展させる事にある。
日産の自動運転システムが話題となったが、トヨタの最新車種はそれを大きく塗り替えてくると言う。
新型エスティマハイブリッドには自動運転に対応するデバイスも搭載される。
どのような安全装備が備わるのか、最新情報を入手次第更新していく。
新型エスティマハイブリッドのプラットフォーム
新型エスティマハイブリッドのプラットフォームは、
TNGAによる新しいFFベースとなる。
新型エスティマの駆動方式
駆動方式は、モーターによる4WDシステムを持ったモデルとなる。
なお、プラグインハイブリッドモデルなども設定されるだろう。
新型エスティマの価格はいくら?
現行エスティマのハイブリッドの価格を見てみると、
・エスティマハイブリッド AERAS PREMIUM-G
4,928,727円
・エスティマハイブリッド AERAS SMART
4,532,073円
・エスティマハイブリッド AERAS PREMIUM
4,391,673円
・エスティマハイブリッド AERAS(7人乗り)
4,352,400円
この数字から大きくぶれない方針では行くが、自動運転機能など最新の装備により価格は大きく変化する。
予想としては、
新型エスティマハイブリッドの価格は、
380万円~550万円となる。
新型エスティマの主要諸元表
全長×全幅×全高 | 4820×1820×1690mm |
ホイールベース | 2950mm |
エンジン | 新開発2Lハイブリッド+モーター |
JC08モード燃費 | 25.0㎞/L |
価格 | 380~500万円 |
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