新型スープラの発売日は2018年夏。トヨタとBMW共同開発!価格は500~800万円程度。最新情報をお伝えしたい。エンジン3種類、ボディサイズや重量、燃費など。ハイブリッド設定は!?
新型スープラ後継車種の特徴
BMW、トヨタと言う高級ブランドがタッグを組み世に送り出す新型スープラと新型Z5。
既にトヨタへBMW製のディーゼルエンジンの供給がスタートしている。
トヨタのスープラは2002年8月で一度生産を中止していたが、BMWとの協業により2018年に新型となり誕生する事が分かっている。
発表は早くて2017年の北米モーターショーでコンセプトモデルが誕生する。
さらに、
ニュル近郊でもテストしている姿が報道陣にすでにスクープされており話題となっている。
ホイールベースが短くドア後端とリアホイールアーチとの間隔が短くなっている。
さて、スープラのようなスポーツカーは2002年に一斉に姿を消した事がある。
それは、「平成12年度排出ガス規制」をクリアー出来なかった車種があるからだ。
当時のスープラのライバル車種である、日産スカイラインGT-R、マツダRX-7なども同じように生産終了となっている。
そんな新型スープラだが後継車種はどのようなスポーツカーになるのか最新情報を見ていこう。
BMWの新型Z5の兄弟車となるだけあって、トヨタの新型スープラは非常に注目度が高い。
新型スープラコンセプトは東京モーターショーで初披露
何かと話題のトヨタの新型スープラ。
2017年の東京モーターショーに先立つ、9月に開催されるフランクフルトショーでBMW Z5がデビューする予定だ。
前述したがこのZ5と新型スープラはプラットフォームを共用として開発されている。
その後、開催される東京モーターショーでは新型スープラコンセプトがデビューする予定だ。
フランクフルトショー&東京モーターショーにおいて、トヨタ×BMWの協業が世に形になって出る事になる。
新型スープラの特長
1番注目されているのはトヨタ×BMWが目に見える形になるプラットフォームだ。
i3やi8で培ったBMWのCFRP技術が発揮される。
簡単に言うと、「軽量化」&「高強度」を両立させてくれるのだ。
低燃費や安全性能も向上する事になる。
今回トヨタとBMWで開発されるこの車種だが、共通するのはプラットフォームのみでエンジンなどは別となる。
外観のデザインやインテリア(内装)はそれぞれオリジナルな物となっている。
さて、新型スープラのフルモデルチェンジ情報に入る前に、まずはスープラの歴史を振り返ってみよう。
初代(A40型/50型)1978年~1981年
スープラとは、日本のトヨタ自動車が1978年から2002年まで製造と販売していたスポーツカーの事を言う。
特徴としては、初代から一貫して直列6気筒のみにこだわった事が挙げられる。
2代目まではセリカXXと言う名称でトヨタカローラ店から販売されていた。
「スープラ」と言う名前になったのは、3代目からだ。
初代はセリカXXと言い、セリカの上級車種として1978年に誕生した。
2代目(A60型)1981年~1986年
1981年7月フルモデルチェンジ。
この時はまだ「スープラ」の名前では呼ばれていない。
2代目よりスポーツ路線に変更されている。
・1983年8月マイナーチェンジ
・1986年販売終了で、この時のモデルチェンジにより「スープラ」と言う名前に変更される。
3代目(初代スープラ)A70型 1986年~1993年
3代目(国内では初代)よりセリカと言う名称が使われずに、「SUPRA(スープラ)」と言う名前になった。
エンジンは
【2Lエンジン】
・1G-EU
・1G-GEU
【2Lエンジンのツインターボ版】
・1G-GTEU
【3Lターボ】
・7M-GTEU である。
キャッチコピーは「TOYOTA3000GT」である事から1960年代に活躍した2000GTをイメージしている事が分かる。
・1988年8月 マイナーチェンジ
・1989年8月 一部変更
・1990年8月 最後のマイナーチェンジ
4代目(日本では2代目スープラ)A80型 1993年~2002年
1993年5月フルモデルチェンジ。
キャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」から「THE SPORTS OF TOYOTA」へ。
シャシーに変更があり、前後サスペンションがダブルウィッシュボーン方式(ソアラ:Z30系と同一)へ。
ラグジュアリークーペソアラと同じシャシーを採用しているが、燃料タンクの位置が異なる。
より全長の短いスープラは重量配分や前後オーバーハングの長さを適正化すべくトランク下に移設されている。
・1994年8月 マイナーチェンジ
・1996年4月 2度目のマイナーチェンジ
・1997年8月 最後のマイナーチェンジを実施
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新型スープラのエンジンは?
スープラが姿を消して既に15年の時が経とうとしている。
平成12年度排出ガス規制に引っかかってしまい止む無く生産終了となってしまったが、現在はそこの所をクリアーし、トヨタの中ではスポーツカーのトップとすべくかなり大胆なモデルチェンジを行う予定である。
前述した通り、トヨタとBMWの共同開発となる新型スープラとZ5。
その理由は開発コストにある。
そもそもスポーツカーと言うのはコストがかかり粗利が低いのだ。
スポーツカー自体、そこまで沢山販売される車種ではない。
高性能な運動能力が求められる割には台数が出ない(量産できない)のだ。
その為商業的に決して美味しい車種とは言えない為、共同開発する事でコストを下げて行くのだ。
トヨタでは新型スープラとして販売し、BMWではZ5(新型Z4にあたる)として販売していく。
(Z3→Z4→Z5と車名の数字を上げて行く事で車格が上がる)
まずは気になるエンジンを見ていこう。
新型スープラ(BMW Z5)のエンジン
トヨタとBMWの協業により、新型スープラとZ5が誕生するわけだが、
あくまでも協業はプラットフォームのみだ。
エンジンは、
BMW Z5が直4と直6を搭載するのに対し、
トヨタ 新型スープラは、直4とV6の2本立てとなる。
具体的には新型スープラのエンジンは下記の2種類となる。
【ガソリンエンジン】
・直列4気筒、2Lターボがチューニング別で2タイプ
(現在のクラウン、レクサスISに搭載されている)
8AR-FTSは200ps、255psの2タイプとなり、255psがメインとなる。
・新開発の943Fと呼ばれている、
V6、3Lツインターボが1機種となる。
(新型レクサスLS、GSに搭載予定)
340ps仕様がトップレンジとなる。
ハイブリッド仕様は発売から期間が空いての誕生となる。
将来的には、4AT組み込みの新開発ハイブリッド用トランスファーを組み合わせた2.5Lハイブリッドが設定される。
【ハイブリッドエンジン】
・2.5L直噴直列4気筒ターボエンジン+電気モーター(リチウムイオン電池)
トヨタ得意のハイブリッドシステムをスポーツカーに落とし込んでくる事になる。
ただし、この400ps級のハイブリッド4WDの設定はいずれの実現であり、
スタートのラインナップは
・3L、V6のツインターボ:943F(340ps)
・2L、4気筒ターボ:8AR(200ps、255ps) となる。
400ps級のハイブリッド4WDが設定されるとしたら、そのミッションは
M3などに使われるSMGなどが採用される事となる。
他には、
BMW Z5に4WDがある事から、新型スープラも400ps級の4WDになるとの情報もある。
しかし、より確実な情報では前述したエンジン、
レクサスの新型LS、LCに採用される予定の943Fと呼ばれる新開発のエンジンが搭載されるとの事だ。
なお、8速ATが組み合わされ、3ペダルMTの設定はない。
新型スープラ/Z5のデザインは「FT-1」
2014年のデトロイトショーで公開されたスポーツカーコンセプト「FT-1」
新型スープラとBMW Z5はこのFT-1がコンセプトモデルとなっている。
特にヘッドライト形状、ノーズのラインがFT-1をモチーフにしている事がよく分かる。
ただし、ボディサイズとリア回りはよりシンプルとなる。
フェラーリのような「格好良さ」が伺える。
これはあくまでもコンセプトモデルで市販型はこれに改良が加わる事になる。
2016年の9月下旬になり頻繁に、トヨタが復活を狙っている新型スープラのテスト走行の目撃が相次いでいる。
上記画像のようにカモフラージュされてテスト走行されている為、
ヘッドライトやリアコンビランプなど具体的な物は確認できないが3つに分かれたエアインテークで誕生する事は間違い無さそうだ。
新型スープラ/Z5のインテリアはどうなる?
ハンドル周りに多くのスイッチを用意し、ハンドリングしながらオーディオ操作などが操作出来る事がわかる。
内装はシックな感じの黒基調となる。
スポーツカーだが大人な雰囲気の車種になる事は間違いない。
新型スープラ、Z5の発売時期
発売時期は2018~2019年と言われているが最新情報では2018年夏頃と言われている。
発売時期が定かではないのはデザインの問題にある。
デザインが最終決定していない。
FT-1とは別モデルとなり、タイトで筋肉質なデザインに変更されるのでは?との情報もあるのだ。
中身はBMW Z4と共通し、スープラ後継車は2+2のクーペとなる。
新型スープラと新型Z5のイメージ画像が下記だ。
このようなデザインになる可能性もある。
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2+2クーペとなる事が決定
トヨタ×BMWは2011年12月に発表され
2012年6月に調印された。
ディーゼルエンジンに関してはヨーロッパ向けオーリスにBMW制エンジンを搭載している。
そして今回はスープラの後継車種を一緒に作っている。
実はスープラの新型は2014年から着手されている。
分かっている事は
・次期Z4とプラットフォームを共有
・BMWで実質生産
・日本には逆輸入
2015年には新型スープラは2シリーズをベースとショートホイールベースのテスト車の目撃もある。
プラットフォームは、「次世代共通プラットフォーム:シルクロード」を採用する。
プラットフォームはBMWが開発を行う。
すると、現在のプラットフォームから改良する事が分かる。
現行i8のプラットフォームを進化させる軽量化+ところどころにアルミ素材を仕様しボディ剛性も高めると言う。
Z4のプラットフォームを使うと新型スープラにハイブリッドエンジンが搭載できないのでi8のプラットフォームを改良する事になった。
新型スープラ/Z5のボディサイズ
ボディサイズは新型スープラ/BMW Z5と共通する。
・全長:4380mm
・全幅:1860mm
・全高:1230mm
・ホイールベース:2480mmで、
FT-1よりもコンパクトサイズとなる予定だ。
サイズ感は2007年に登場した、
スープラ後継のイメージが強かったハイブリッドスポーツコンセプト「FT-HS」に近い。
このボディサイズにしているのには
プラットフォームをBMW Z5(新型Z4)と共通する事にある。
新型Z4はZ5と言う名前で販売されそうだが、
全長:4400mm
全幅:1840mm
全高:1340mm のサイズを予定している。
新型Z5は全長が長い。
これは、直列6気筒を積むためだ。
それに対し、新型スープラはV6エンジン(トヨタ製)を積むためだ。
また、スープラが2+2となる事は分かっている。
2002年に生産を終了しているA80系のホイールベスが2550mmで
これらに近いサイズとなると言われている。
【最新情報】
ボディサイズについて新たな情報が入ったのでこちらに追記していきたい。
どうやらボディサイズは大きく変化してくるようだ。
全長:4380mm 全幅:1860mm 全高:1295mm ホイールベース:2480mm となる。 サイズ感としては、ホンダのNSXよりもコンパクトになり、引き締まったショートホイールベーススポーツカーのイメージとなる。 |
新型スープラのシャシーはBMWの新型Z5と共通
ボディサイズの具体的な数値が既に分かっているが、
シャシーについても分かっている情報がある。
BMW Z4の後継車種である新型Z5とシャシーを共通する事となる。
フロアについては、2016年ワールド・ラグジュアリー・カーアワードを受賞している、
BMW7同様のカーボン素材を多くの部分に使用する事も分かっている。
新型スープラ/Z5の車両重量
炭素繊維を多く使う事により、
軽量なシャシーとなる。
重量はガソリンエンジンが1350kg以内となり、これが燃費を向上させる。
尚、ハイブリッドエンジンは1450kg以内になりそうだ。
2Lターボは
JC08モード燃費15km/L
3Lターボは燃費13km/Lとなり相当向上する事になる。
ハイブリッドに関してはまだ不明な点が多い。
いずれにせよ、スポーツカーなのに軽い車両重量はメリットが多い。
ボディサイズは一回り大きくなるのだが、軽量化させるのは素晴らしい。
軽量なボディを手に入れ、動力性能は相対的に高くなる。
重量は1350~1450kgなので操縦性能も非常に高くなる。
MBW Z5はオープンカーなのに対して、新型スープラはクローズドなので、
新型スープラの方が重量が重くなると思いきや、実は新型スープラとBMW Z5は同等な重さになるとの事。
BMW Z5はオープンを補強の為、新型スープラと同等程度の重さになるのだ。
新型スープラのトランスミッション
6速マニュアルトランスミッション、8速オートマチックミッションの2設定となる。
本格的スポーツカーを乗りこなす為に今から発表を心待ちにしている人はどのくらいいるのだろうか。
他には、
ミッションは、ZFのAT設定のみでマニュアルは用意されないとの情報もあり現在不明だ。
この場合は、全車2ペダルのスポーツモデルとなる。
ZFはBMWとも共通し、8ATとなる。
新型スープラの駆動方式
FF設定はなく、FR設定のみとなる。
スープラのようなスポーツカーにはFR設定がよく似合う事は言うまでもない。
ここまでのフルパーワーを乗りこなすのは難しいだろうがスポーツカー好きにはたまらない車種となる。
新型スープラ/BMW Z5の価格は?
高額な素材を使うため価格も高騰しそうだ。
最新の7シリーズもそうだがカーボン素材の量産化を進めていてZ4よりも安い価格となる。
500万から800万円と見られている。
ベースの2Lターボが500~600万円
3Lターボは800万円前後だ。
▼新型スープラ予想スペック(2Lターボ)
全長 全幅 全高 |
4380 1860 1295mm |
ホイールベース |
2480mm |
エンジン | 8AR-FTS直4ターボ |
排気量 | 1998cc |
最高出力 | 200ps/5000rpm |
最大トルク | 27.0kgm/1250rpm |
JC08モード燃費 | 15.0km/L |
価格 | 500万 |
3Lターボ
全長 全幅 全高 |
4380 1860 1295mm |
ホイールベース |
2480mm |
エンジン | 新開発V6ターボ |
排気量 | 3000cc |
最高出力 | 340ps/5800rpm |
最大トルク | 45.0kgm/1500rpm |
JC08モード燃費 | 13.0km/L |
価格 | 800万 |
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