新型アウトランダーPHEVのフルモデルチェンジ最新情報。EV走行距離は80.0km/Lオーバー。価格は360万円~460万円。発売時期は2018年11月だ。ツインモーターとバッテリーが進化
2018年フルモデルチェンジで新型アウトランダー誕生
三菱自動車が2020年までに新型車種を14台発表するが
その中の1つにアウトランダーも含まれている。
新型アウトランダーPHEVの発売時期は2018年11月との事。
今現在、コストパフォーマンス的にも世界トップレベルの水準にあるこの車種がどのように生まれ変わるのか大変注目されている。
新型アウトランダーのフルモデルチェンジ情報の前に、まずは三菱のアウトランダーについてみていこう。
初代三菱アウトランダー 2005~2012年
三菱がアウトランダーを世に送り出したのは2005年10月17日。
2代目までのフルモデルチェンジに7度マイナーチェンジを実施し、改良に改良を重ねた車種だ。
アウトランダーと言う車名の由来は、「outland(遠隔の地、辺地)」+ 「er」。「遠く未知なる地へ向かう冒険者」の意味を持つ。
エンジンは、
・4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ
・4B12 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ の2設定で発表した。
2007年10月~2009年9月までは、
6B31 3.0L V型6気筒SOHC24バルブが搭載された。
シャーシやボディは、
高剛性ボディを採用し、さらにルーフなどに軽量アルミなどを採用し重量を安定させ、走行性能を保っている。
【主なモデルチェンジ】
・2006年10月24日 マイナーチェンジ
・2007年10月17日 2度目のマイナーチェンジ
・2008年8月28日 3度目のマイナーチェンジ
・2009年9月3日 4度目のマイナーチェンジ
・2009年12月24日 5度目のマイナーチェンジ
・2010年9月2日 6度目のマイナーチェンジ
・2011年10月13日 7度目のマイナーチェンジ
初代アウトランダーのスペック
全長×全幅×全高 | 4640mm×1800×1680mm |
ホイールベース | 2670mm |
車両重量 | 1530~1620kg |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
乗車定員 | 5~7名 |
駆動方式 |
FF 電子制御4WD S-AWC(海外仕様) |
変速機 |
CVT 6AT 6MT(海外仕様) SST(海外仕様) |
サスペンション |
F マクファーソンストラット式 R マルチリンク式 |
先代 |
三菱・エアトレック |
設計統括 |
栗原信一(プロダクトエグゼクティブ) |
デザイン |
中神秀泰(チーフデザイナー) |
2代目アウトランダー
2代目へフルモデルチェンジされたのは、2012年10月25日だ。
しかし、後にPHEVの燃費偽装(実際よりも良い数値を届け出していた)が発覚し、当分の間PHEVの製造と発売を停止した。
アウトランダーはPHEVの燃費数値の良さや、災害時に電気として使える安心感もあり、
フルモデルチェンジには話題になった車種だけに非常に残念である。
エンジンは、
ガソリンモデル
・4J11 2.0L 直列4気筒SOHC16バルブ(MIVEC)
・4J12 2.4L 直列4気筒SOHC16バルブ(MIVEC) の2種類を搭載し
低燃費を実現しており「平成27年度燃費基準」を達成している。
PHEVモデルのエンジンには
・4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブを搭載
シャーシ・ボディは、
衝突安全強化ボディRISE(ライズ)を採用。
より安全性能が高くなっている。
【主なモデルチェンジ】
・2012年12月26日 プラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」を公式発表
・2014年9月 PHEVを仕様変更
・2015年6月18日 マイナーチェンジ
・2015年7月9日 PHEVマイナーチェンジ
・2016年8月30日 燃費不正発表で製造、販売を一時停止
2代目アウトランダーのスペック
全長 |
4655mm (前期型) 4695mm (後期型) |
全幅 |
1800mm (ガソリン車前期型、PHEV) 1810mm (ガソリン車後期型) |
全高 | 1680mm |
ホイールベース | 2670mm |
車両重量 | 1440~1530kgkg |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
乗車定員 |
2名 (欧州仕様) 5名 (PHEV) 7名 (ガソリン車) |
駆動方式 |
FF 電子制御4WD S-AWC |
モーター |
永久磁石式同期モーター
(フロント×1、リア×1)(PHEVのみ) |
変速機 |
CVT 6AT 6MT |
サスペンション |
F マクファーソンストラット式 R マルチリンク式 |
先代 |
三菱・エアトレック |
設計統括 | 岡本金典(プロダクトエグゼクティブ) |
デザイン | 金澤秀晃(エキスパート) |
スポンサード リンク
次期アウトランダーPHEVの発売日はいつ?
三菱の新型アウトランダーは2018年11月に発売される予定だ。
▼三菱が投入する新型14台
三菱は新車の投入時期を明確に発表している。
燃費不正問題などがあり実際にこの通りに進むか雲行きが怪しくなっているが2018年には4台の新車を投入する計画を発表している。
2018年には三菱自動車は4種類の新型を投入してくる。
・新小型SUV(名称不明) ・新小型SUV/PHEV ・新型アウトランダー ・新型アウトランダーPHEV この4車種の投入がある。 ※新小型SUVは2017年~2018年に投入予定
新小型SUVに関しては
を参照して頂きたい。 |
新型アウトランダーのエクステリアデザイン
アウトランダーのスタイルは現行モデルですでに、三菱が進めている統一フェイスの「ダイナミックシールド」のフロントフェイスに施されている。
新型PHEVではそれをさらに精悍にして車全体のフォルムを仕上げて行くと言う。
実は新型アウトランダーのコンセプトモデルは既に発表済みだ。
それが7人乗りのクロスオーバーSUVコンセプトモデル、「MITSUBISHI XM Concept」だ。
MITSUBISHI XM Conceptは2016年8月11日から開催されたインドネシア国際オートショーで世界初公開された車種である。
7人乗りのクロスオーバーSUVとの事でかなりアウトランダーに近い車種となる。
このモデルを市販化し、新型アウトランダーとするだろう。
実際に走行している動画も上がっており、オフロードも気にしない走りを見せているだけにその走行性能にも期待が寄せられる。
画像をみる限りこのまま市販化されても違和感がないほど、アウトランダーらしい車種として完成している。
コンセプトモデルは開発に費用をかけるので、実際に市販化されるのは、その量産型が多いが、出来るだけコンセプトモデルに近い状態でメーカーは市販化が出来るように努力をする。
今回の新型アウトランダーのコンセプトモデルはフェイスも「ダイナミックシールド」をそのまま取り入れているし、市販化にかなり近いエクステリアだと見受けられる。
新型アウトランダーPHEVのインテリア
上記の画像はあくまでも次期アウトランダーのコンセプトモデルの画像だ。
フルモデルチェンジされる時は、
市販化に向けより一般的な物となるのがほとんどだ。
このままのインテリアでの市販化は難しいだろう。
かなり未来的で格好良いが、好みが分かれてしまう。
よりベーシックな雰囲気で誕生するだろう。
シートなどは現行アウトランダーのように高級感がある物が採用されるはずだ。
新型アウトランダーPHEVのエンジン
アウトランダーの中でも人気のPHEVは直4、2Lエンジン+ツインモーター4WDは踏襲し、
現行の4B11を改良する。
新開発のリチウムイオン電池も肝となるがこちらの点は後程解説したい。
現行アウトランダー、その中でもEV走行距離がイマイチとなている。。
(現行60.8km/L)
新型アウトランダーPHEVではこのEV走行距離をぐっと伸ばす事になる。
その為に、駆動用バッテリーが強力な物に変更され、
さらにリチウムイオンバッテリーも新世代タイプの物となる。
三菱の新型アウトランダーに搭載されるエンジンは下記の通りだ。
PHEVエンジン:(4B11型)直4DOHC 1998cc
・最大出力 :118ps/回転
・最大トルク:19.0kgmf.m/回転
2モーター
・モーター:90ps+90ps
・モーター:15.0kgm+20.0kgm
新型大型容量リチウムイオン電池+新駆動用バッテリー
ガソリンエンジンは2Lから2.5Lエンジンを搭載する。
直列4気筒エンジンを搭載するが、新型アウトランダーはあくまでもPHEVがメインとなる。
新型アウトランダーPHEVと小型SUVの関係
余談になってしまうが、
現行のアウトランダーは世界トップの性能を誇る。
動力性能、経済性、走行安定性、この3つはピカイチだ。
話題性にも十分長けている。
しかしボディの大きさがどうしても欠点になり兼ねない。
女性ユーザーは大きさだけで敬遠してしまう。
あのボディサイズは上手く運転出来る気がしないようだ。
勿論、あのボディサイズだから乗りたいと言うユーザーも多くいる。
(全長×全幅×全高:4695×1800×1710mm)
この欠点を補う為に、新小型SUVが誕生する。
Cセグメントとなり位置的にはアウトランダーとRVRの中間だ。
この新型車については下記をご覧頂きたい。
スポンサード リンク
新型アウトランダーPHEV フルモデルチェンジでどう変わる
アウトランダーPHEVはツインモーター4WDを踏襲する。
しかし、現行の
充電電力使用時走行距離:60.8kmを越えるべく駆動用バッテリーがより強力な物になる。
勿論それだけではない。
前述した通り
リチウムイオンバッテリーも新世代の物に切り替わるのだ。
これにより、走行距離がどのように変化するのかが大変見ものだ。
三菱の技術を持って取り組めば80km/Lオーバーは可能で現在そこに合わせて来ている。
予想としては80km/L~100km/Lとなる
走行距離は、現行車種最大を目指すので今後も注目が高くなる。
新型アウトランダーのボディサイズ
現行アウトランダーのボディサイズは、
全長:4695mm (後期型)
全幅:1800mm (PHEV)
1810mm (ガソリン車後期型)
全高:1680mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1440~1530kg
となっている。
新型アウトランダーのボディサイズは
全長:4700mm
全幅:1850mm
全高:1720mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1400kg となる。
現行よりも一回り大きくなるが、車両重量は軽くなる。
勿論、燃費性能の向上、走行距離のアップが目的だ。
元々、大きなサイズであったが、これくらいのボディサイズアップであればユーザーはそこまでボディサイズを気にする事なく乗り換えられるだろう。
新型アウトランダーのプラットフォーム
三菱中型車向けのプラットフォームを採用する。
三菱は、製造するすべての車種を下記の4つのプラットフォームに分ける事を発表している。
軽FF:eKワゴン/eKスペース/軽EV(検討中)
小型FF:小型MPV/RVR/RVR-EV/ミラージュ/アトラージュ
中型FF:アウトランダー/アウトランダーPHEV/新小型SUV/新小型SUV PHEV/デリカD:5
FRフレーム:トライトン/パジェロスポーツ
新型アウトランダーはFFと4WDの駆動方式となり、ボディサイズも中型にわけられるので。デリカD:5や、新小型SUV等と同じプラットフォームとなる。
新型アウトランダーのトランスミッション
日本導入モデルでは、CVTのみとなる。
欧州で販売されるものには6速MTも用意される。
新型アウトランダーの駆動方式
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)
4WD(四輪駆動)
新型アウトランダーの駆動方式はこの2設定となる。
FFが街乗りに適しており売れ筋グレードとなる。
燃費性能も十分に発揮するのはFFグレード。
一方4WDはアウトランダーの走行性能の十分に感じられるタイプとなる。
走行性能が高まる分、燃費性能は下がる。
新型アウトランダーの価格
気になる価格だが今回のフルモデルチェンジで大幅に改良が加わるアウトランダー。
値段が上がってしまうのは仕方がない。
最近の車種はモデルチェンジごとに価格が上がる傾向にある。
三菱のPHEVもその例外ではない。
現行車種+20万は仕方がないとの見方がある。
・新型アウトランダーPHEV:470万円~
・新型アウトランダー:340万円~
価格についてはフルモデルチェンジの発表がないとより正確な数字が分からない。
この為、最新情報が入り次第更新をして行く。
▼新型アウトランダーPHEV主要諸元表
全長 全幅 全高 |
4700 1850 1720mm |
ホイールベース | 2670mm |
パワーユニット | 直4DOHC 1998cc |
最高出力 |
118ps (モーター/90ps+90ps) |
最大トルク |
19.0kgm (モーター/15.0kgm+20.0kgm) |
トランスミッション | - |
EV走行距離 | 80.0km/Lオーバー |
価格 | 360万円~460万円 |
スポンサード リンク