スバルの新型フォレスターPHV(5代目)のフルモデルチェンジ情報をお伝えする。フォレスターにはプラグインハイブリッドモデルの誕生がある。価格や性能、燃費など詳細を画像つきで公開していきたい。
新型フォレスターのフルモデルチェンジ時期はいつ?
フォレスターのフルモデルチェンジ時期の具体的な日にちはまだ決まっていない。
2018年内には2つのエンジンモデルが誕生する事はわかている。
最新の予想では2018年秋を目処に誕生させると事だ。
具体的には2018年9月の秋だ。
【新型フォレスターのボディサイズ】
・全長:4650mm
・全幅:1800mm
・全高:1715mm
モデルラインナップは、オーソドックスな2Lボクサー4のガソリンモデル。
そして少し遅れてPHVモデルが誕生する。
まずは2017年10月の東京モーターショーや北米LAショーで先行披露されるので期待が高まる。
新型フォレスター(5代目)フルモデルチェンジでPHV化
フォレスターにプラグインハイブリッドが追加される。
新型フォレスターに搭載されるのは現在開発している新型のプラグインハイブリッドエンジンになりそうだ。
【FB16型水平対向直噴DOHCターボ インテリジェントDITエンジン+モーター】
ダウンサイジングのFB16型の水平対向直噴DOHCターボ インテリジェントDITエンジンは、現行レヴォークにも搭載されているエンジンだ。
これに電気モーターを組み合わせる事となる。
フォレスターのエンジンに永久磁石(埋没式)をフロント側に1基、リヤ側に2基備えるがこれが燃費性能を向上させると言われている。
通常、燃費向上を考えてエンジンを開発すると、パワーが衰えてしまう傾向があるが、今回のエンジンはパワー性能を落とす事なく、燃費が向上する。
フォレスターのフルモデルチェンジ時期は2018年だが、
その時に発売されるのは、以下の2つのエンジンだ。
・FB16型水平対向直噴DOHCターボ インテリジェントDITエンジン
・FA20型水平対向4気筒 2.0L 直噴DOHCツインスクロールターボインテリジェントDITエンジン
プラグインハイブリッドはフルモデルチェンジから1年後の2018年に誕生する。
新しいエンジンの誕生はその時の市場状況を見て遅れて誕生させるのが主流だ。
例えば日産のセレナやホンダのオデッセイなど。
セレナのストロングハイブリッドはフルモデルチェンジ後1年遅れで誕生する。
ホンダのオデッセイも2013年9月に誕生し、2016年2月にハイブリッドを誕生させている。
新型フォレスターに搭載させるエンジンについてより詳しくみていこう。
次世代エンジンを搭載する新型フォレスター
新型フォレスターは搭載するエンジンによりマシン性能の向上が期待できる。
先程も解説したが、パワーを落とす事なく燃費性能が向上する。
搭載されるエンジンにはレヴォーグに搭載されている1,600ccダウンサイジングターボエンジンだ。
このレヴォークに搭載されている「1,600ccダウンサイジングターボエンジン」=水平対向4気筒1.6L 直噴ターボ DITにプラグインハイブリッドシステムが組み合わさるのだ。
新型フォレスターはフルモデルチェンジ時には以下の2つのエンジンが選べるようになる。
【水平対向4気筒 1.6L 直噴ターボ DIT(ノーマルタイプ)】
・FB16型水平対向直噴DOHCターボ インテリジェントDITエンジン
・最高出力170ps/5,600rpm
・最大トルク25.5kgm/4,800rpm JC08モード燃費 15km/L
スバルが初めて搭載したダウンサイジング直噴ターボ(レヴォークに搭載)を改良する。
【水平対向4気筒 2.0L 直噴ターボ DITエンジン(ハイパワータイプ)】
・FA20型水平対向4気筒 2.0L 直噴DOHCツインスクロールターボインテリジェント DITエンジ
・最高出力300PS/5,600rpm
・最大トルク40.8kgm/2,000 – 4,800rpm
2Lのツインスクロールターボエンジンが用意されるが、こちらは300馬力(スポーツカーと同程度)のパワーがあり、40㎏オーバーのトルクを発生するエンジンだ。
水平エンジン(ボクサーエンジン)とは?
ピストンが左右に向いており、互いに打ち合うように動くエンジンの事を言う。
ピストンがパンチをしているように見えるので「ボクサーエンジン」とも呼ばれている。
スバルはこの水平エンジン(ボクサーエンジン)がもっとも効率的なエンジンだと確信しており、長い年月をかけて研究しつづけているのだ。
水平エンジン(ボクサーエンジン)と他のエンジンとの違いは、
左右対称に向き合っているピストンが水平方向に往復して行く事により、
互いの力を打ち消しあい、その結果他のエンジンよりも振動が少なく、エンジンの振動が非常に滑らかになっている。
直列エンジンやV型エンジンとは作りが異なるので、クランク軸を中心に水平かつ左右対称に配置されたピストンが互いの力を打ち消しあう特性がある。
スバル車の軽量ボディとあいまって、軽快でスピーディな走りをみせてくれるエンジンだ。
新型フォレスターのディーゼルエンジン
【EE20型水平対向ディーゼルエンジン】
新型フォレスターにディーゼルエンジン搭載の情報もあるがまだ定かではない。
と、言うのは、アメリカで発売されているフォレスターにディーゼルエンジンを搭載しているモデルがあるからだ。
現在インプレッサ、レガシーに搭載されている物を改良すると言う。
フォレスターのライバル車種、マツダCX-5も2017年にフルモデルチェンジされるがその対抗馬としてディーゼエンジンモデルを出す可能性が高い。
しかし、日本ではまだディーゼルエンジンの普及がされていないので、
発売開始されるとしてもプラグインハイブリッドが発売された後の、2018年頃と言われている。
こちらの件は新情報が入り次第お伝えしたい。
次に新型フォレスターはどのような車種になるのか画像付きで見ていこう。
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新型フォレスターはどのような車種になるのか
フルモデルチェンジの情報の前にまずはフォレスターについて簡単におさらいしてみよう。
スバルフォレスターは「森を育む者」と言うを込められて1997年に開発、販売された車種で現行は4代目だ。
2018年のフルモデルチェンジで5代目新型フォレスターが誕生する。
町乗りは勿論、高速道路、オフロードなど様々な局面で走行される事を想定されており、車高を下げる事により舗装道での安定性を高める「クロススポーツシリーズ」の設定もある。
さらには、「STIバージョン」の設定もある。
STIとはスバルテクニカルインターナショナルの意味で主に、WRCに参戦して走る事で「勝つ車」に仕上げている。
様々なグレードが用意されているフォレスターだが、使い方に合わせてタイプを選べるのは嬉しい。
ボディサイズは、ミドルサイズのクロスオーバーSUVだ。
そんなフォレスターだが、フルモデルチェンジで最も気になるのは、そのデザインだろう。
今まで、4代もフルモデルチェンジをしているが、その都度デザインを大幅変更させ仕上げてきている。
5代目フォレスターはどのようになるのだろうか。
そのデザインモデルとなるのが、「VIZIV FUTURE CONCEPT」だ。
VIZIV FUTURE CONCEPTは2015年の東京モーターショーで公開された車種だが、
フロントマスクとフロントフェンダーが混合しており非常に凝ったデザインとなっている。
現行とフルモデルチェンジ後を比べて見ると、LEDランプのデザイン変更にも目が行く。
今までにはないような鋭い切り込みが入っている。
さらにフロントマスクがダイナミックに強調されているのも分かる。
写真を見る限りでは、Bピラーのないデザインとなっている事が分かるが、
※Bピラー=前部座席と後部座席の間にある柱
Bピラーを無くすことにより得られるメリット、生じるデメリットがあるのだ。
車体剛性が低下し、走行性能のバランスが崩れてしまうデメリットがあるが、居住空間は広くなる。
フォレスターは走行性能を優先するクロスオーバーSUVなのでBピラーを無くしたまま市販されるとは考えにくい。
オフロードを走行する想定なのでボディ剛性は高めておきたいものだ。
新型フォレスターのモデルとなっている、「VIZIV FUTURE CONCEPT」だが足まわりも大幅に変更されており、デザインが格好良くなっている。
2015年の東京モーターショーで発表されてからおよそ2年後に新型フォレスターは誕生する。
約2年の間にどの程度変更されるのかが見ものである。
インテリアに関しては「VIZIV FUTURE CONCEPT」から大きく変更される事が予想されている。
「VIZIV FUTURE CONCEPT」はあくまでもコンセプトモデルだ。
そのまま市販されるケースは稀である。
上記の画像はあくまでもコンセプトカーだ。
新型フォレスターはここまで個性的な内装とはならないだろう。
シックなブラックや、ベージュベースとの情報がある。
車体広報に自転車を詰めるようになっている。
リアバンパーがスライド式で荷台へと変わるのだ。
フォレスターのユーザー層はアクティブな方が多いのでこのまま市販される可能性は十分にある。
尚、リアドアはスライド式となりより、利便性が向上される。
新型フォレスター5代目のデザイン
新型フォレスターには、インプレッサやアセント(海外専売車)に次いでSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が用いられる。
実は新型フォレスターはフルモデルチェンジに向けて、すでに公道をテスト走行している。
カモフラージュされてはいるものの、現行モデルの全幅を拡張し、全長が長くなった姿が捉えられている。
モディサイズは若干大きくなる模様。
初代モデルのように戻って、四角いノーズで武骨さを表現したデザインとなるようだ。
こちらのノーズは特徴的で初代、そして2代目のように垂直気味に設定されている。
フォレスターのノーズは先代モデルの3代目、そして現行の4代目より角度が傾斜気味に造られていた。
このノーズを切り立たせる事でイメージがガラッと変わるだろう。
ランプを現行と同じく鋭いつり目をそのまま採用するようだ。
なお、ボディ側面は後方に向かって絞り込まれたクォーターウィンドウをそのまま採用し、走行性能を期待させるボディとなる。
▼新型フォレスターの変更点まとめ
・エンジンはノーマルタイプとパワータイプの2種類が2017年秋以降に発売 ・2018年にプラグインハイブリッド誕生、ディーゼルエンジンの可能性もある ・フロントマスクなどの変更がある ・燃費向上、走行性能が向上される |
新型アイサイトVer.4を搭載
安全装備についてはフルモデルチェンジされる度に新型が装備されるのが一般的となっている。
5代目へとフルモデルチェンジされるフォレスターについては「新型アイサイト」が装備される事となる。
その性能は国内で高く評価されている。
スバルのアイサイトは現在バージョン3となっているが、
新型フォレスターに搭載されるのは新型のアイサイトバージョン4となる。
バージョン4では、全てが高性能となる。
より高度な前方認識、全方位レーダーが衝突回避と軽減を高めてくれる。
GPSも高度となり、自分が運転している現在地をいち早く教えてくれ、ナビゲートしてくれるのだ。
日産が自動運転システム「パイロット」を発表し、話題になったが、
新型アイサイトバージョン4でも、
・高速道路での自動運転
・駐車を自動で行う
などの新しい機能も備わる事になる。
自動運転機能がついにフォレスターにも搭載される事になるのでこちらの点についても今から注目していきたい。
新型フォレスターの価格
新型フォレスター5代目の価格だが、
装備内容(新型アイサイトに新型エンジン)をみるだけでも50万円の値上がりは避けられない。
現行車種が約215万円~312万だ。
これが約250万円~350万円になるとの事。
なお、プラグインハイブリッドモデルは450万円以上とみられている。
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新型フォレスターのスペック
【ボディサイズ(全長×全幅×全高) : 4,435×1,920×1,530 mm】
【ホイールベース : 2,730 mm】
5代目フォレスターのボディサイズは4代目の現行と全幅以外はスマートになる。
※現行フォレスターのボディサイズ
(全長×全幅×全高) : 4,610×1,795×1,715 mm
ホイールベース : 2,640 mm
【エンジン】
・1.6ℓ水平対向直噴ターボ"DIT"エンジン
・水平対向4気筒 2.0L 直噴ターボ DITエンジン
【トランスミッション】
・高トルク対応リニアトロニック
・6速MT(ショートストローク化)
2タイプから選択可能となる。
※プラグインハイブリッドモデルは高トルク対応リニアトロニックCVTとなる。
【モーター】
埋め込み式永久磁石 フロント×1 リヤ×2
【バッテリー】
リチウムイオンバッテリー
【AWDシステム】
リヤ独立モーター駆動タイプシンメトリカル
新型フォレスターの駆動システムもコンセプトカー「VIZIV FUTURE CONCEPT」のシンメトリカルAWDと呼ばれる駆動システムが採用される。
このシンメトリカルAWDの駆動システムの特性は、
後輪をモーターで駆動させる電気式にあり、これにより、ドライブシフト(動力をエンジンから後輪へ伝える事)の必要性が無くなる。
ドライブシャフトがあると、その分車両本体が重くなるのだ。
逆にドライブシャフトが削れると、軽量化に繋がり、結果燃費向上に繋がるのだ。
さらには、フロアのフラット化が可能となり居住空間がより良い物となる。
【タイヤサイズ】
245/45 ZR20
【乗車定員】
4名
新型フォレスターのライバル車種
次に新型フォレスターの競合車種をみていこう。
値引きをする際に是非参考にしていただきたい。
一番のライバル車種はマツダのCX-5となりそうだ。
マツダCX-5はスカイアクティブ車で高い走行性能と安定した人気を持つ。
さらには、2017年にフルモデルチェンジされる情報もあり、
スバルの新型フォレスターとガチンコ勝負となりそうだ。
魅力はシーンを選ばない、美しいデザイン。
デザイン性ではマツダCX-5がリードすると見られている。
ホンダCR-Vは2016年8月に生産終了となるが、
フルモデルチェンジでオフロードも走りこなせる車種となる。
これにより新型フォレスターとも競合する。
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