日産の新型エルグランドハイブリッドが遂に発売される。フルモデルチェンジは2018年で自動運転「パイロットドライブ」が搭載。待望のフルモデルチェンジ!!価格やエンジン、ボディカラーや性能などを解説。
遂に日産のエルグランドがフルモデルチェンジにされ新型へと生まれ変わる。
どれほどのユーザーが待ち望んでいただろうか。
元々日産のエルグランドは、Lサイズミニバンの中で絶対王者だった車種だ。
しかし、今ではトヨタのヴェルファイアが誕生してからその座を惜しくも明け渡す事となってしまった。
今でこそステップワゴンやヴェルファイアなど「ミニバン」を頻繁に目にする機会が増えた為、ミニバンに対して見慣れて来ているとは思うが、昔は珍しかったのだ。
まるでバスのように大きいその車種は乗りこなせるか不安を煽る要素もあり敬遠されがちであった。
そんな大型ミニバンを国内で知れ渡るよう貢献したのが日産エルグランドだろう。
現在販売されているエルグランドは3代目となる。
3代目へフルモデルチェンジされた際に初めてFFへと駆動方式を変更した事でも話題となった。
以前はFRの後輪駆動方式であったが、FFへと前輪駆動方式へ変更した事で、スポーツタイプに適した走りと、ハンドル操作や小回りの機能を強化した事となる。
開発に時間をかけ誕生させた車種で、そこには日産のプライドが詰まっていたのだが、
フルモデルチェンジの時期が中々見えて来なく、ヴェルファイア、アルファードなどに流れてしまったユーザーも多くいるだろう。
その後、残念ながらエルグランドには目立った進歩がない為、今ではトヨタのヴェルファイア、アルファードなどに月によっては販売台数に10倍以上差を付けられてしまう事もしばしばだ。
尚、現在販売されているエルグランドは2010年に誕生したモデルである。
その間にライバル車種であるトヨタのヴェルファイアやアルファードに大差を付けられてしまったのだ。
昨年の販売台数(2015年度)を比較してみても
日産エルグランド:約8,000台
トヨタアルファード:約14,000台
トヨタヴェルファイア:約12,000台
年間で大きく差がある事が分かるだろう。
アルファードとヴェルファイアは外見の違いと販売店が異なるだけで内容は一緒の車種だ。
つまりエルグランドが年間8,000台に対し、アルファード・ヴェルファイアを合計すると26,000台となり、3倍以上の差を付けられてしまっている事になる。
さらにはミニバンとして、ライバルのステップワゴンもフルモデルチェンジした為一歩遅れをとってしまっている状況だ。
アルファード・ヴェルファイアに追いつけ追い越せでモデルチェンジする新型エルグランド。
発売からかなりの月日が流れていたが、
ようやく2018年にエルグランドがフルモデルチェンジされる事になった。
現行車種(E52型)から約7年の月日が経ちようやく新型へと進化される。
この7年の間に日産は技術面で大きく進化した物がある。
それは新型セレナに搭載し話題を呼んだ、自動運転システム「プロパイロット」だ。
勿論、エルグランドにもこの「プロパイロット」を搭載する事となる。
さらには待望のハイブリッド車も投入する。
まずはエルグランドの進化の過程を遡り、新型エルグランドがどのように進化していくのか見ていこう。
3代目エルグランド(E52型)2010年~現在
先代より約8年ぶりにフルモデルチェンジを行ない3代目へと進化している。
3代目エルグランドが発表されたのは2010年8月4日だ。
2010年8月18日に発売が開始さている。
2014年1月15日にマイナーチェンジ。
この時に、
「ハイウェイスター」
「ハイウェイスタープレミアム」
の2モデルのフロント周りのデザインが新しくなっている。
【エクステリア】
・高級感をアピールする為に、フロントグリルを大型化したり、全周をクロームメッキで覆っている。
・ヘッドランプもLEDに変更されデザインが一新されている。
(シグネチャーLEDポジションランプ)
・18インチアルミホイールはマルチスポークデザインに変更。
・LEDリアコンビネーションランプでは新デザインのクリアテールランプを採用。
・ボディカラーは「ハイウェイスター」系専用色で新色として琥珀をイメージしたインペリアルアンバーパール(オプションカラー)が加わっている。
【インテリア】
・メーターが大型化されデザインが変更された。中央にはアドバンスドドライブアシストディスプレイ(5インチ)が加わっている。
・室内高が高くなり、室内での移動が楽になている。
・「ハイウェイスター」の「ブラック/ダークベイブラウンインテリア」はシート地の質感を向上する為、グラデーションブラウンエボニーフィニッシャーを採用した。
2015年4月16日 に新グレードの
「250ハイウェイスター S」と特別仕様車「250ハイウェイスター S アーバンクロム」を発売開始している。
さらに
2016年4月4日 に
「250ハイウェイスタープレミアム」と「250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム」を一部改良を行った。
そして現在に到る。
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新型エルグランドは室内の効率化に成功する
エルグランドのような車種は、室内空間の広さや快適さによって売上が大きく変化する。
ファミリー層や多人数乗り目的で買われる車なので室内空間はどのメーカーも工夫を凝らしている。
現在大きく差を離されてしまっているヴェルファイア、アルファードなどと比べてみよう。
トヨタのヴェルファイア、アルファードに販売台数でここまで負けているので説明不要かと思うが、室内空間でもエルグランドは負けてしまっている。
・アルファード・ヴェルファイアの室内サイズ
室内長:3,210mm
室内幅:1,590mm
室内高:1,400mm
現行アルファード、ヴェルファイアはエルグランドに比べ室内空間が広々としている。
実際にサイズを比べてみてもそれがよく分かる。
・現行(3代目)エルグランドの室内サイズ
内長:3,025mm(-185mm)
室内幅:1,580mm(-10mm)
室内高:1,300mm(-100mm)
現行エルグランドではアルファード・ヴェルファイアに室内空間では勝てないのだ。
しかし、新型エルグランドへとフルモデルチェンジをするにあたっては、
室内空間をより広くする為に開発している。
アルファード・ヴェルファイア以上の広さを手に入れられるかが鍵となる。
予想としては新型エルグランドでは車高が今以上、そしてアルファード、ヴェルファイア以上の高さになると言われている。
室内幅も広がるとの事。
予想では、
室内長:3,210mm
室内幅:1,600mm
室内高:1,400mm となる。
新型エルグランドハイブリッドの性能
2017年に誕生予定の新型エルグランド
まずは、ガソリンモデルが初発売される。
その後2018年にエルグランドハイブリッドが誕生する予定だ。
エルグランドのハイブリッドシステムは何が使われるのだろうか。
現在一番有力な候補として挙がっているのが、1モーター2クラッチ式のハイブリッドでエクストレイルに搭載されている「インテリジェント・デュアルクラッチ・コントロール」だ。
1モーター2クラッチ式ハイブリッドインテリジェントデュアルクラッチコントロールとは?
2000cc直4エンジン
・最大馬力:147ps ・最大トルク:207Nm ハイブリット用のモーター ・最大馬力:41ps ・最大トルク:160Nm ・JC08モード燃費:20.0km/L |
また、2018年以降の話になるが、
新型エルグランドにはEVモデルの追加もあり得る。
レンジエクステンダーEVで、走行距離を伸ばすために小型発電用エンジンを搭載し、モーター駆動用のバッテリーに充電するシステムを備えている。
国内ではEVはまだまだ広まっていないが、エルグランドに設定されれば話題となるだろ。
こちらも楽しみなモデルとなりそうだ。
新型エルグランドのデザインはどうなるのか
これだけアルファードとヴェルファイアが高級感を前面に押し出して販売している。
今のエルグランドでは勝負の土俵にすら上がれていないのでエクステリア、インテリアともに大きく生まれ変わるのは間違いない。
フルモデルチェンジ後のエルグランドの画像などはまだ入手が難しい状況なので画像がないのが残念だが画像などは入り次第更新していきたい。
新型エルグランドの燃費は?
エルグランドでは、燃費についても問題を抱えている。
現行エルグランドの燃費は9.0km/L~10.8km/Lとなっている。
対する
アルファードの燃費は、9.5~11.6km/L
アルファードハイブリッドでは、18.4km/L
ヴェルファイアの燃費も9.5~11.6km/L
ヴェルファイアハイブリッドでは、18.4km/Lだ。
同じガソリンタイプでも負けている。
後からフルモデルチェンジを行う場合は、ライバル車種の上を行くのがセオリーだ。
この事からも新型エルグランドの燃費は
ガソリンタイプで11km/L~15km/L、ハイブリッドでは23km/L程度になる見込みだ。
燃費でもライバルを圧倒する事を期待したい。
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新型エルグランドの安全装備について
新型エルグランドで注目されている点は、その安全装備だ。
ずばり、プロパイロットは搭載されるか否かによって大きく販売台数が変化するだろう。
プロパイロットが搭載されなければライバル車種であるアルファードやヴェルファイアユーザーは見向きもしないであろう。
それくらい日産にとってはこの自動運転技術は期待されているのだ。
プロパイロットとは、渋滞時も巡航走行時も、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自ら制御してくれる技術だ。
渋滞では車が自動で発進してくれ、止まってくれる。
主な機能は以下の通りだ。
・先行車追随クルーズコントロール
・自動ブレーキ
・車線変更
・停止、発進
現在プロパイロット1.0が新型セレナに初めて搭載される。
その反応を探りつつ、新型エルグランドにも搭載してくるだろう。
自動運転技術は各メーカーが競って開発している。
1歩リードしている日産だからこそ、この技術で攻めて行ってほしい。
なお、プロパイロットのフェーズ2がこのエルグランドに搭載されるとの話がある。
日産は2018年には新型プロパイロットを開発するのだ。
新型エルグランドの価格
新型エルグランドの価格については詳細はまだでていないもの、予想価格はすでに情報として回っている。
・ノーマルタイプが400万円~500万円
・ハイブリッドタイプが550万円~600万円 設定となるのと事。
ノーマルタイプは値上がりはするが、装備内容や室内空間が広くなる事を考えると妥当だろう。
また、より高級感を押し出す作りになる割には最低限の値上がりとなっているのではないだろうか。
そもそもパイロットドライブなど最新装備がついて+50万円程度に収まれば買いと言えよう。
現行より多少は値上がるものの納得の行く価格設定となる事は間違いない。
価格などについてより詳しい情報が入り次第更新をしていきたい。
ボディカラーについては現段階では不明、ただ、アルファード、ヴェルファイアと競合しているから強く意識したカラーになると言う。
この事からも競合車種に似せたボディカラーの誕生が予想されているが真偽はまだ不明となっている。
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