スバルの新型車(大型SUV)の情報がある。2017年春のNYショーで公開される予定で発売時期は2017年11月の秋頃を予定している。ボディサイズやエンジンなど性能について見て行こう。
またもスバルに新型車が誕生する。
インプレッサが新型にフルモデルチェンジした事はまだ新しい。
新型インプレッサには、今後のスバル車を支えて行くと言われている新世代シャシーが使われている事でも話題となった。
吉永泰之社長はプラットフォームを一新するに当たり、相当な覚悟を決めていたようだ。
というのも新型プラットフォームを開発にするに当たって2015年は新型を誕生する事ができない空白期間が出来てしまうからだ。
この事はインプレッサ報道発表会の時に語っている。
そして発表された新型プラットフォームは「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」と命名され、その第二弾となる車種の情報が飛び交っている。
インプレッサの次は新型フォレスターと期待されているがどうやら他にも候補となる車種があるようだ。
その車種こそが、SGPを採用したスバルの次期大型SUVとなる。
この車種の開発にはスバルは非常に力を入れている事が分かる。
最近の富士重工は特に力が入っており快調だ。
その裏付けとして2020年度のグローバル販売台数を120万台へと10万台上方修正をしている。
「中期経営計画」の中に入れられている「際立とう2020」も予想よりも急ピッチで進められている証拠だ。
スバルの新型車が発表される2017年と言えば創立100年にあたる年となり、
その時に株式会社スバルと車名が変更される予定でもある。
その節目に誕生する新型で大型SUVはどのような車種になるのか見ていこう。
スポンサード リンク
スバルは北米で快進撃中
スバル(富士重工)が好調だ。
北米でアウトバックやインプレッサが人気となっているだけではなく、
国内からのモデルを輸出しており、さらには現地生産規模を拡大しているがそれでも車種が足りない状態にある。
その商品不足を充実させる為に新たに大型SUVを投入する事となった。
新型フォレスターだけでは満足しない北米ユーザーをターゲットとしている事は明確である。
スバルの新型(大型)SUVのボディサイズ
実はスバルの新型(大型)SUVの目撃情報がある。
その時に一緒に引き連れていた車種はマツダのCX-9とフォードエクスプローラーだと言う。
それらのサイズと比較してもかなり大型のボディサイズになっていると言う。
マツダCX-9のボディサイズ
全長:5065mm
全幅:1930mm
全高:1728mm
フォードエクスプローラーのボディサイズ
全長:5020mm
全幅:2000mm
全高:1805mm
このように両車種とも全長は5mオーバーをしており、全幅も2m程度となっているので明らかにフォレスターよりも大型な事が分かる。
なお、フォレスターのボディサイズは以下の通りだ。
スバルフォレスターのボディサイズ(DBA-SJ5)
全長:4610mm
全幅:1795mm
全高:1715mm
スバル新型(大型)SUVのボディサイズはCX-9とエクスプローラーよりも大型と考えよさそうだ。
ボディサイズについての正確な情報はまだなく、上記はあくまでも目撃情報を元にしている。
さて、この新型SUVだが、スバルが北米向けに開発しているSUVだ。
日本では大型となるが、現地ではミドルサイズ扱いとなる。
SGPが対応出来る限界のサイズとなっており、
さらには北米でのニーズに応えるために3列シートを採用する可能性が高い。
カモフラージュされた外観を見ても、ロングルーフを与えられボディ側面の絞込が抑えられている点を考えても3列シートとなる事は間違いなさそうだ。
スバル新型(大型)SUVのエクステリアデザイン
やはりスバルの次期大型SUVの外観は気になるものだ。
デザインに関しては厳重にカモフラージュされておりしっかりと確認する事はまだ出来ていないが、
スバルの新型SUVは実質フォレスターの兄弟車(兄貴分)となる。
それにふさわしい「ダイナミック&ソリッド」に基づいて開発されている。
この「ダイナミック&ソリッド」とはスバルが定めた新しいデザインテーマとなるもので、今後の新型車種には全て反映されていく事となる。
ボクシーなスタイルとなっており、
フロントには6角形グリルが配され、水平ルーパーは力強さを感じさせてくれる。
他にデザインの特徴としては、
・フラッグ式ドアミラー
(「見えない」「見えづらい」の低減に貢献)
・AFS内蔵プロジェクター式ヘッドランプ
(ステアリング操縦に応じ光軸が稼働)
・リアクォーターはキックアップした後ろ上がりのウインドウ
・リアには両出しエキゾーストと四角いコンビランプ
(フォレスターも新型SUVもランプがハッチゲート側に僅かに食い込んでいる)
スバル新型SUVのテストカーが目撃されたのは北米だ。
カモフラージュされていたが、特徴的な6角形グリルの輪郭は隠されていたものの、
フラッグ式ドアミラーがスバル車である事を物語ってたと言う。
ボンネットフード両端にも偽装パネルが貼られていたが、平たい形状に成形されている。
カモフラージュされていない状態の画像が欲しい所だが、残念ながら今の所まだ無い。
カモフラージュを取り払うと、ボリューム感と存在感のある堂々としたエクステリアとなるだろう。
「コ」の字型ポジションランプなどスバル車共通デザイン要素が多くある。
なお、北米ZEN規制に対応する為、ハイブリッド設定も噂されている。
スポンサード リンク
スバル新型SUVのパワートレイン・エンジン
スバルの新型SUVはハイブリッド設定があるとの情報もある。
前述した通りZEV規制対応のプラグインハイブリッド設定もありえる。
カルフォルニア州のZEV規制への対応を考え、トヨタより技術を提供して貰い電動化技術が織り込まれて来るのだ。
このZEV(ゼロ・エミッション・ビーグル)規制とは、
販売台数の一定量をエコカーで占めなければ課徴金が徴収される制度の事だ。
各社がアライアンスを組んでまでこのような環境技術に対して取り組んでいるのは、勿論環境の事も考えてはいるだろうが、この課徴金を支払いたくない為でもある。
BMWや、ドイツのハイクラスの自動車会社が電動化技術の開発を進めているのもこの理由にある。
さて、新型SUVのパワートレインだがどのような物が採用されるのだろうか。
富士重は既に6気筒ユニットの開発から手を引いている事は周知の事実だろう。
パワートレインにはボクサー4エンジンが起用される事となる。
直噴4気筒エンジンにターボチャージャーを組み合わせ車格に見合ったパワーを実現してくるとの事。
排気量は2.5L前後となる見込みだ。
スバル初となるプラグインハイブリッドのラインナップが期待されており益々目が離せない状態だ。
スバルの納車について
現在スバルの車種は納車に時間がかかる状態にある。
車の供給が追いついていないのだ。
生産拠点は国内にあるのだが、どのモデルを購入しても納車までに時間がかかっている状態だ。
スバルは納車まで3ヶ月かかると言われているが、
これは特に北米を中心にして海外からの引き合いが強くなっているからだ。
富士重工の吉永社長も現に、現地を訪れる度に「車の供給があればあるほど、売れる」とディーラーから言われている状態だ。
このような生産能力の低下を無くす為に、
スバルは年内にも北米にある生産拠点の生産能力を20万台から40万台に倍増させる計画があるのだ。
これにより、グローバル生産能力は128万台に達する。
具体的には北米向けインプレッサの生産を国内から北米に移管する他、今回の新型(大型)SUVの生産や組み立ても北米で行われる事となる。
スバルの新型(大型)SUVの発売時期に関して
今回のこのスバルの新型車は2017年春のニューヨークショーで公開され、
実際に販売が開始される時期は2017年11月頃と見られている。
より詳細情報が入り次第更新をして行く次第だ。
スポンサード リンク