ルーミー/タンク VS ソリオ比較どちらが買いか

TOYOTA ROOMY/TANK VS SUZUKI SOLIO

トヨタのルーミー/タンク(ROOMY/TUNK)とスズキソリオを比較。スペックや価格、燃費、装備一覧、荷室や室内空間など。また、タンクとルーミーの違いについても解説しているが大きな違いは販売店だ。お買い得なのはどちらだろうか。


トヨタとダイハツ連合が送り出すルーミーとタンク

(トヨタbBの後継車種として誕生!)
(トヨタbBの後継車種として誕生!)

現在、背高2BOX(登録車)市場で一人勝ちしているのがスズキのソリオだ。

このスズキソリオの牙城を崩しにかかるのが、トヨタとダイハツが送る「ルーミー/タンク(ROOMY/TANK)」だ。

 

ルーミー/タンク(ROOMY/TANK)はソリオに似た外観デザインを持ち刺客として送り込まれる。

 

トヨタはこの新型2車種でスズキソリオを狙うユーザー層のシェアを奪いに来ているのだ。

 

ダイハツが生産を担うこの新型車はブーンのコンポーネンツを基に開発された車種で事実上のトヨタbB、ダイハツQoo後継車種となる。

(画像:ダイハツ ブーン)
(画像:ダイハツ ブーン)

ルーミー(ROOMY)とタンク(TANK)は企画と開発はダイハツが行う事となる。

 

最近のダイハツはコンパクトカーの開発に関して上手く行っているが、そこにトヨタの販売力が加わるとなればさすがのソリオにも陰りが見えてくるかもしれない。

 

ここではそんなルーミーとタンク、ソリオの3車種を徹底して比較して行きたい。

 

この3車種で悩んでいる方には是非参考にして頂きたい内容となっている。

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ルーミーとタンクにはターボチャージャー搭載


(画像:トヨタルーミー/タンク)
(画像:トヨタルーミー/タンク)

トヨタのルーミー/タンク(ROOMY/TANK)で注目するべき点はやはり、

ターボチャージャーが採用される事だろう。

 

このターボチャージャーの性能は、98ps/14.3kgmをマークする。

 

さらにはJC08モード燃費は21.8kgm/Lを達成し、取得税60%重量税50%エコカー減税対象となる。

 

JC08モード燃費は、電気モーター併用のソリオマイルドハイブリッドの27.8km/Lには大差を付けられてしまっているがダウンサイジング過給によるメリットはソリオにない大きい物となる。

 

後程比較して行くが、トヨタとダイハツは打倒スズキソリオを掲げ、ルーミーとタンクを開発している。

 

スズキソリオを倒す為にソリオを徹底研究して開発されているのでソリオを上回る面も多くある。

 

例えば、

 

・後席のスライド&リクライニング量

・3名乗車(片側のみリアシート前倒し)時の荷室幅

・ラゲッジ床面の水平さ などが挙げられる。

 

勿論ソリオもとても良い車種なのでソリオが優位になっている点もある。

 

例えば同価格帯のグレードで比較してみると、

 

ルーミー/タンクはドアミラーウインカー、運転席側電動スライドドアは備わっているものの、

 

・アルミホイール

・運転席シートヒーター

・リア中央アームレスト などの装備面をみるとソリオの方が優位な点もある。

ルーミー/タンクVSソリオ


トヨタの新型車ルーミー/タンクとスズキソリオの機能的な面で比較していく。

荷室フロアについて

画像ソリオ ルーミー/タンクとの比較

ルーミー/タンクの荷室は跳ね上げ式ボードを装備している。

 

一方、ソリオの荷室を見てみると後席スライドドアと連動するボードが備わっているのでフロアは後ろ下がりな作りになっている。

3名乗車時の荷室

3名乗車にすると、リアシートを片側だけ収納する事になる。

 

この時の違いは、ルーミー/タンクは6:4に分割されるので状況に応じて広いスペースを確保出来る事になる。

 

一方ソリオの場合は5:5と平等なスペースとなる。

 

こちの面だけで考えると、ルーミー/タンクの方が臨機応変な使い方が出来るだろう。

自転車積載時

ルーミー/タンク26インチの自転車が2台積み込める仕様になっているのに対して、ソリオは1台のみだ。

 

さらに、ルーミー/タンクの場合は防汚シートも装備されており自転車などの荷物を詰め込む時に床などを汚してしまっても掃除が楽に出来るのはありがたい。

荷室満載時

ソリオの荷室は後方に下がっているので沢山詰め込み過ぎると、荷物が転げ落ちる心配がある。

 

一方、ルーミー/タンクはその弱点をついており安定して荷物を積み込む事が出来る。

荷物の積載量はほぼ同じだ。

 

■ルーミー/タンクの荷室スペック

荷室長(5名乗車時):500~740mm

荷室幅:1300mm

荷室フロア高:527mm(デッキボード上段は608mm)

 

■ソリオの荷室スペック

荷室長(5名乗車時):410~575mm

荷室幅:1305mm

荷室フロア高:665mm

後席居住性について

画像はソリオ後席 ルーミータンクとの比較

次に後席の居住性を見ていこう。

 

荷室に続き、後席もルーミー/タンクの方が上手だろう。

 

アームレストは無いものの、前後乗員間隔はルーミー/タンクの方が25mm広くなっている。

 

中央席にいたってはヘッドレストが装備されているのも良い。

後席スライド&リクライニング

ルーミー/タンクの後席はソリオを特に意識している事がよく分かる。

 

ルーミー/タンクは240mmのスライド量で70度のリクライニング角を備える。

 

これはソリオの165mmのスライド量、56度よりも調整範囲がかなり広い。

装備アイテムについて

TOYOTA ROOMY TANK VS SUZUKI SOLIO

装備に関してはエンジン性能が近い物同士を比較していく。

 

ルーミー/タンクでは「G-T」1Lターボ車(180万3600円)と、

 

ソリオでは「MX(デュアルカメラブレーキサポート装着車)」1.2Lハイブリッド車(175万5000円)で比較。

ルーミー/タンク「G-T」の装備一覧

・カラー表示インフォメーション画面

・ワンタッチ機能付きターンシグナル

・リア中央席ヘッドレスト

・後席シートベルト締め忘れ警告灯

・後方誤発進抑制機能

・車速感応式間欠ワイパー

・ドアミラーウインカー

・ドアロック連動格納式ドアミラー

・スーパーUVカットドアガラス

・コンライト(ランプ自動点消灯システム)

・運転席側電動スライドドア

ソリオマイルドハイブリッドMXの装備一覧

・運転席シートヒーター

・助手席前倒し機構

・助手席シートバックポケット

・サイドエアバッグ

・リア中央アームレスト

・ツィーター×2個

・荷室アクセサリーソケット

・アルミホイール

・メッキ室内ドアハンドル

・前席シートバックテーブル


それぞれに有利な装備を搭載しているので装備品に関しては互角と言った所だろう。

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ルーミー/タンクとソリオのスペック比較


(画像:ルーミー/タンク のエクステリアデザイン)
(画像:ルーミー/タンク のエクステリアデザイン)

ルーミー/タンクはトヨタ店とトヨペット店、カローラ店、ネッツ店で販売される事となる。

 

その中でも、トヨタ&トヨペット店に導入されるモデルにTRDのエアロパーツが装着された物も販売されるようだ。

 

押出感の強い印象を与えるメッキグリルが格好良い。

 

上下幅の狭いクォーターウインドウがサイドビューを印象付けている。

(上画像)

 

こちらのアルファードに似たメッキガーニッシュはカスタム系だけに採用されるアイテムとなる。

 

このようなカスタムも用意し、ソリオに差を付けたい、ルーミーとタンク。

 

3車種の具体的なスペックを比較していこう。

(数値は2WD車で比較、単位は記入の無い場合は(mm)表示)

  ルーミー/タンク ソリオ
1L直3・NA 1L直3ターボ  1.2L直4マイルドHV
全長 3700~3725 3710
全幅 1670 1625
全高 1735 1745
ホイールベース 2490 2480
最小回転半径(m) 4.6~4.7 4.8
室内長 2180 2515
室内幅  1480 1420
室内高 1355 1360

前席ヒップポイント高

700 675
前後乗員間隔 1105 1080
後席スライド量 240 165
後席スライド角(度) 70 56

スライドドア開口幅×高

597×1216 640×1230

スライドドアステップ高

366 360

荷室長(5名乗車時)

500~740 410~575
荷室幅 1300 1305
荷室フロア高

527(デッキボード

上段は608)

665

ハッチゲート開口幅

×高さ

1077

×1080

1065

×960

車両重量(kg) 1070 1080 950
最高出力(ps) 69 98 91(※)
最大トルク(kg-m) 9.4 14.3 12.0(※)
燃料タンク容量(L) 36 32
JC08モード燃費(km/L) 24.6 21.8 27.8

エコカー減税

(取得税/重量税)

60%/50% 80%/75%

※ソリオは3.1ps/5.1kgmの電気モーター仕様も有り。

ルーミー(ROOMY)とタンク(TANK)の価格


■1L直3NA(2WD/CVT)

X:1,463,400円

XスマートアシストⅡ:1,528,200円

G:1,620,000円

GスマートアシストⅡ:1,684,800円

カスタムG:1,771,200円

カスタムGスマートアシストⅡ:1,836,000円

 

■1L直3ターボ(2WD/CVT)

G-T:1,803,600円

カスタムG-T:1,965,600円

 

■1L直3NA(4WD/CVT)

X:1,636,200円

XスマートアシストⅡ:1,701,000円

G:1,792,800円

GスマートアシストⅡ:1,857,600円

カスタムG:1,944,000円

カスタムGスマートアシストⅡ:2,008,800円

 

トヨタルーミー/タンクは150万円を下回る価格で登場する。

具体的には146万3400万円から購入可能となる。

(カスタム系は177万1200円からの値付けとなる。)

 

スズキソリオも安価で購入出来る事から爆発的な人気を得たのでこちらを意識した価格設定となっている。

 

スズキソリオは1,454,760円(G/2WD/CVT車)から購入可能だ。

 

若干ソリオの方が安く購入できるがルーミー/タンクもソリオと競合し上手く値段交渉すれば同じ位の価格で購入出来るようになるだろう。

 

ルーミー/タンクは嬉しい事に、

キーフリーシステムや助手席側電動スライドドアが標準装備だ。

 

装備価格に関しては下記でより詳細にまとめているが、

 

+6万4,800円でスマートアシストⅡの安全装備を装着する事も出来る。

 

スーパーUVカットガラスやオートエアコンやクルーズコントロールなどを装備させると+15万6,600円程かかる。

ルーミー(ROOMY)とタンク(TANK)のオプション価格


オプション品名 設定グレード 価格(税込み)

14インチアルミホイール 

G 43,200円

15インチアルミホイール

G-T 58,320円

LEDヘッドランプ

G&G-T 64,800円

LEDフォグランプ

&デイライト

 

カスタム系

を除く全車

21,600円

スーパーUV&赤外線

カットガラス

X 17,280円

コンフォートパッケージ

 

X 28,080円
Xを除く全車 22,680円

パノラミックビュー

Xを除く全車 43,200円

パノラミックビュー

&ステアリングスイッチ

Xを除く全車 45,360円

イルミネーション

パッケージ

Xを除く全車 16,200円

NAVIレディパッケージ

全車 29,160円

CDオーディオ

全車 12,960円

サイド&カーテンエアバック

Xを除く全車 49,680円

サイド&カーテンエアバック

&運転席上下アジャスター、

フロント中央アームレスト、

助手席アンダートレイ

X 55,080円
応急用タイヤ 全車 10,800円
寒冷地仕様 全車 23,760円

■コンフォート・パッケージ(X)

:運転席上下アジャスター、フロント中央アームレスト、助手席アンダートレイ、前席シートヒーター、シートバックテーブル

 

■コンフォート・パッケージ(Xを除く全車)

:前席シートヒーター、シートバックテーブル

 

■NAVIレディ・パッケージ

:バックカメラ、ステアリング・スイッチ

ルーミー(ROOMY)とタンク(TANK)の違い


ここまでで、トヨタのルーミー/タンク、そしてスズキのソリオと比較して来た。

 

燃費ではソリオの方が上回るが、

荷室の使い勝手や2列目シートなどではルーミー/タンクの方が上回る。

 

価格に関してはほぼ互角だ。

 

装備品についてもそれぞれが優位となる装備を用意している為、甲乙付けがたい状況だ。

 

さて最後に

トヨタにOEM供給されるこの2つの兄弟車の違いについて少し触れておこう。

 

この新型車は全チャンネルで発売される予定だが、ポルテ/スペイドのように2ブランド化される噂もある。

 

・ルーミー(ROOMY)の販売店はトヨタ店とトヨペット店

・タンク(TANK)の販売店はカローラ店とネッツ店と、なるようだ。

 

ルーミーとタンクの違いに関しては性能や内容は同じで販売店が違うだけとなる。

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