三菱のeKスペースと日産のデイズルークスがマイナーチェンジを行う。発売時期は2016年12月予定。燃費向上に向けた取り組みやフェイスデザインの変更(エクステリア)が行われる。価格や新色カラーの設定などを解説
三菱のeKスペースがマイナーチェンジを行う。
同時に日産のデイズルークスもマイナーチェンジを実施。
発売時期は2016年12月末を予定している。
三菱のeKスペース、日産デイズルークスのモデルチェンジ内容はある程度判明している。
しかし、事前にデザインがネットを中心に出回る事を警戒している日産は、
ルークスの販売資料に写真を一切掲載していない。
その為、エクステリアデザインは発表ギリギリまで情報の入手が難しい。
今回は、新型eKスペース/新型デイズルークスのモデルチェンジ内容を現時点でわかっている範囲でお伝えして行きたい。
元々、三菱のeKスペース/日産のデイズルークスはもう少し早くマイナーチェンジを実施する予定だった。
しかし、三菱が燃費問題で揺れた事もあり2016年12月まで先延ばしにされてしまったのだ。
背高Kワゴン市場におけるファミリー層のシェアは27%となっているが、
ルークス購入者は22%となり平均値よりも低い。
日産はルークスでこのシェアを取り戻そうともしている。
ファミリー層に乗って貰うために、大切な事は室内空間の広さだ。
そこで今回のマイナーチェンジでは室内空間に大幅に手直しが加えられる。
それだけではなく、エクステリアデザインも大きく変更される。
新型eKスペース/新型デイズルークスはエクステリア変更有り
マイナーチェンジによりエクステリアデザインが刷新される。
標準車にはラジエターグリルとバンパー内インテークが連続性のあるデザインとなる。
さらにはメッキモールの追加により、1ランク上質感が高まる。
カスタムモデルでは、
バンパーの大半がメッキルーバーで覆う事となり迫力のあるフェイスとなる。
導光ポジションランプも採用される点も見逃せない。
ルークスには日産の共通フェイス「V字型」グリルが追加され、最近の日産の顔付きとなる。
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室内空間に大幅手直しが入るeKスペース/デイズルークス
今回のマイナーチェンジで1番手直しされる部分は室内空間だ。
多くの部分に手が加えられる事となる。
具体的な変化ないようは以下の通りだ。
nanoeの追加
車内の居住性をより高めるために、あらたにnanoe(ナノイー)を導入する。
eKスペース/デイズルークスのウリである、天井キュレーター(送風機)に追加し車内全体に行き渡るようにするのだ。
このナノイーを導入する事により、菌やウイルスの抑制、脱臭効果などが期待できる。
ファミリー向け、特に小さい赤ちゃんを持つ家庭には使い安い車種として売り出して行く事となる。
断熱材の採用
空調の効きをよくする施策として、天井トリムには断熱材を使用する。
雨の時には雨音を遮ってくれる効果も期待ができる。
赤外線カット機能
eKスペース、デイズルークスには意外にも赤外線カット機能が採用されていなかった。
しかしマイナーチェンジ後にはフロント&フロントドアウィンドウガラスに採用される事になるのは嬉しい。
今では赤外線カット機能が付いているか否かでも、十分車種を選ぶ検討材料になるのだ。
高性能エアコンフィルターの導入
新型eKスペース、デイズルークスの室内空間の手直しはnanoeだけではない。
ファミリー向けを狙い、PM2.5や黄砂が車内に入るのを防いてくれる高性能エアコンフィルターも導入する。
表皮のデザインに見直しが入るシート
シートはデザインが変更されるだけではない。
消臭機能が追加される。
こちらの消臭機能は、セーレン株式会社のイノドールクイック瞬間消臭を採用する。
・タバコの臭い
・食べ物の臭い
・汗の臭い
・ペットの臭い
などを瞬間的に解消してくれる。
標準車のシートは、
表皮とドアトリムにチェック柄が用いられてカジュアルな印象が強まる事となる。
eKスペース/デイズルークスマイナーチェンジ その他の変更点
・カップホルダーの使用性向上
・ターボ車へのクルーズコントロール追加
・ハイビーム追加
eKスペースでは、
今まで用意されていたリアビューモニター付きルームミラーはアラウンドビューモニターに進化する。
ルークスにはすでに採用済みだが、
セーフティーパッケージと称して低速衝突被害軽減ブレーキとセットで採用される。
eKワゴン/デイズも一部変更でモデルチェンジ
eKワゴンやデイズも年次変更を行う。
燃費はそのままだが、使い勝手がよくなる。
・eKスペース/ルークスと同じく、カップホルダーにアジャスターを追加し細い缶飲料にも対応。
・ターボ車にはクルーズコントロールを加える。
・廉価グレードにもプライバシーガラスを標準化してくる。
・助手席シートバックポケットは20mm上方拡大を遂げ、収納物の落ちやすさをカバーしてくれる。
・コストを抑える
(現行モデルのシフトレバーはシルバー塗装がされているが、新モデルでは原料着色となる)
マイナーチェンジ後のeKスペース/デイズルークスのまとめ
新型eKスペース、それに新型デイズルークスはnanoeやルーフ断熱材で快適性が向上する事が分かっている。
独特の天井サーキュレーターにはnanoeが組み込まれ菌の発生を抑えてくれる他、脱臭効果も期待できるようだ。
空調の効きを良くすればその分燃費向上にも繋がるが、その対応も施される。
天井トリムにはフェルトが追加され、空調の効きがよくなる他、断熱と遮音が図られる。
高速巡航で役立つ事となるクルーズコントロール。
こちらがターボ車に追加装備される。
カップホルダーにアジャスターがつくので細長い飲料缶もストレスなく置く事が可能となる。
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新型eKスペース/新型eKカスタムエクステリアデザイン
前述したが、マイナーチェンジ後のeKスペース、デイズルークスのデザイン画像は、三菱や日産が出回る事を極端に嫌い、入手が困難となっている。
しかし、関係者からの情報によると、
マイナーチェンジ後のeKスペース/デイズルークスのフロントマスクは、ラジエターグリルがヘッドランプから切り離され、バンパー内インテークと連続感ある形状に変更されると言う。
マイナーチェンジ後のカスタムは、バンパーのほとんどが、メッキバーで埋め尽くされ迫力あるフロントマスクになる。
アルミホイールは、eKカスタムに採用されているもので、ガンメタ塗装と切削仕上げが相まって高級なイメージとなる。
さらに、マイナーチェンジ後のカスタムには導光式ポジションランプも与えられ夜間でも個性が光る車種となる。
シート表皮が斜めストライプ入りのダーク基調に変更されシックな味わいが強まるのも新型eKカスタムの魅力だ。
新型eKカスタムには自動ハイビームを初搭載
周囲の状況に応じて自動で切り替えてくれる自動ハイビームが背高Kワゴンに起用されるのは初となる。
ただし標準車には装備はなく、カスタムにのみ採用される。
ハイビーム/ロービムの切り替えを自動で行うので街路灯が少ない郊外では重宝するだろう。
マイナーチェンジ後の新型eKスペース/カスタムのカラー
eKスペースのモデルチェンジ後のカラーは判明している。
・ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ
・ウォーターブルーM/ホワイトP
・ウォーターブルーM
・ポピーレッドM
・コーラルピンクマイカ
新色は「ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ」だ。
マイナーチェンジ後eKスペース/デイズルークスは燃費向上
今回のモデルチェンジの変更は、新色の設定や、フロントマスクの変更、室内空間の使い勝手が良くなるだけではない。
燃費を向上させる開発も行われているようだ。
まだ具体的な数値は発表されてはいないが、現行よりも改善されるのは確かだ。
現行のJC08モード燃費は22.0km/Lだが目標は25.0km/Lだ。
ターボ車に至っては、
アイドリング・ストップ機構がNAモデルと同じ停車前稼働タイプに変更され世界初のローラー付きカムシャフトを採用。
他には、ピストンリングの表面処理変更と言った改善もされる。
マイナーチェンジ後のeKスペース/デイズルークスの価格
価格に関しての値上がりはほぼない予定だ。
現行の1,259,280円~と言う価格帯から大きな変化はなさそうだ。
130万円前後の価格設定となる。
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