マツダの新型RX-VISION2(ヴィジョン2)の最新情報。発売時期は2020年。搭載エンジンはSKYACTIV-R。話題のロータリーエンジンが復活する。価格は500~600万円。ボディサイズ等
マツダは現在「スカイアクティブ」戦略を着々と進めており、新型CX-5を発表したり、新型CX-6(7人乗り3列シートSUV)を開発していたりと勢いのあるメーカーの1つだ。
しかし、1点気になる点がある。
それはロータリーエンジンを搭載した車種が発売されていない事だ。
2017年はマツダのロータリー50周年になる特別な年なのだ。
それなのに、ロータリーエンジン搭載モデルのラインナップがまだない。
実は前回の東京モーターショーにてロータリーエンジン搭載の「RX-VISION」を出展していてファンを喜ばせた事があったが、
そのRX-VISIONに進展が無いまま時が過ぎている。
しかし、この50周年の節目に新型RX-VISION2を発表するとの最新情報がある。
※市販化は2020年
一体どのような車種になって発売されるのだろうか。
まずは、ベースとなるRX-VISION(ヴィジョン)について見ていこう。
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マツダRX-VISION(ヴィジョン)とは
世界初公開は2015年10月の第44回東京モーターショー。
デザインには特にこだわりを持ち、
「魂動−Soul of Motion」をベースに、マツダが考える最も美しいFRスポーツカーの造形に挑戦したとしている。
2016年1月「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」に選出。
これは、最も美しい車を選ぶコンテストで、フランスで開催された第31回Festival automobile international(国際自動車フェスティバル)での出来事である。
また、RX-VISIONに次世代ロータリーエンジンを搭載した事から、マツダがロータリーを諦めていない事が決定的となった。
【ボディサイズ】
全長: 4389mm
全幅: 1925mm
全高:1160mm
ホイールベース: 2700mm
【エンジン】
エンジンは最新のロータリーエンジン「スカイアクティブR」を搭載した。
【駆動方式】
FR
【タイヤ】
前:245/40R20
後:285/35R20
リム
前:9.5J
後:11J
マツダRX-VISION | |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
全長 | 4389mm |
全幅 | 1925mm |
全高 |
1160mm |
ホイールベース | 2700mm |
エンジン | SKYACTIV-R |
駆動方式 | FR |
タイヤ |
前:245/40R20 後:285/35R20 リム 前:9.5J 後:11J |
価格 | 未発売 |
新型RX-VISION2に搭載するロータリーエンジンとは
「ロータリーエンジン」とはかつてマツダが誇った最強のエンジンの事だ。
その仕組は通常のエンジンと異なり、
転運動の容積変化でエネルギーを生み出す仕組をとっている。
メリットは、
・高出力
・振動が少なく搭乗者を不快にさせない
・レスポンシブが良い などがある。
スポーツタイプの車種には最適で、
爆発的な発進力を生み出す、高出力性能は“走り好き”にはたまらないだろう。
しかし、ロータリーエンジンの最大のデメリットは燃費の悪さにある。
それでけでなく、メンテンスが難しいと言う障害もある。
最近のユーザーは
・低燃費
・環境の良い
・税金が安い
これらで車種を選ぶ事が多くなった。
ロータリーエンジンでは税金も高くなってしまうのだ。
その為、このロータリーエンジンを搭載し市販化する事はマツダは諦めたと思われていた。
しかし、2016年3月24日にマツダがロータリーエンジンに関する特許を出願している。
この事からも新型RX-VISION2の開発に着手している事が伺える。
もちろん、搭載エンジンは新型のロータリーだ。
問題は、燃費の悪さをどのように改善していくかだ。
ロータリーエンジンをハイブリッド化するなどの情報もあったが、それではエンジンが重くなりすぎて、マツダが理想とする走りを実現出来なくなってしまうのだ。
この点もどのようにクリアーして来るのかも見ものである。
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新型RX-VISION2の最新情報
ここからはマツダが2017年内に発表する、
新型RX-VISION2の最新情報をお伝えしていきたい。
※市販化は2020年
まだまだ不明な点が多いこちらの車種だが、
分かっている事もいくつかあるのでそちらをお伝えしたい。
新型RX-VISION2のボディサイズ
まず判明しているのがボディサイズ。
先代のRX-VISIONよりも全長はかなり短くなって誕生する。
RX-VISIONはスタイルは素晴らしかったが、ロータリーエンジン搭載車は走行性能を期待される故に、コンパクトさが求められるのだ。
RX-VISIONはロータリーエンジンを搭載しているにも関わらず、ノーズが長すぎたのだ。
勿論これはマツダが、
「最高に美しいFRスポーツ車を提案した」為であり、このまま市販化は考えていなかったのが理由となる。
つまり、デザインを重視したわけだ。
その結果、「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」に選出され注目を浴びる事になったので成功と言えよう。
新型RX-VISION2のエンジン
搭載するエンジンはやはり「SKYACTIV-R」(出力350ps程度)と言う次世代ロータリーだ。
マツダが2007年に発表した「16X」とは別物となる。
16XとスカイアクティブRとでは、燃料噴射方式が異なるのだ。
このスカイアクティブRが新型RX-VISION2の心臓となる。
しかし、このスカイアクティブRがどのように使われるかは現状は不透明な状態だ。
マツダは
「電動化を進める」と明言しているからボディのどこかにモーターが使用されるのは間違いないが、
モーターで過給が不要な低回転域を補う電動ターボで発表するのか
または、
ミッションとの間にモーターを挟み込みハイブリッド化してくるのかはまだ未定となっている。
エンジンについて新たな情報を入手次第更新していく。
人馬一体
搭載されるSKYACTIV-Rの最高出力は350ps程度となる。
比較されるであろう、
・日産GT-R
・ホンダNSX
などのスーパーカーには敵わないが、軽量が特長のエンジン、そしてマツダが主張する「人馬一体」のコンセプトによって、
走行性能は凄まじい程の勢いを魅せてくれるはずだ。
それでいて、日産GT-RやホンダNSXよりもグッと価格を抑えてくるので期待できる。
新型RX-VISION2のデザイン
デザイン面に関しては、
サスペンションストロークを市販化に向け、実現していくとフェンダーの峰部分が高くなると予想できる。
基本のコンセプトは先代と変わらない美しさで誕生する。
全体に塊感が出て、美しさを凝縮した感じが出る。
上記の画像は先代モデルだが、こちらをコンパクト化する為にノーズを短くし、よりスポーツテイストに仕上げてくる。
それでいて、気負い過ぎず、スタイリッシュなデザインで、最近のマツダの評判が高いデザイン力が隅々に詰まった色気あるデザインとなり誕生する。
新型RX-VISION2の発売時期
発表は2017年に行う予定だ。
しかし、発売時期は発表から間が空く事となる。
市販化はマツダの100周年に当たる2020年とみられている。
新型RX-VISION2の価格
価格については、500万円~600万円程度だ。
価格に関しては市販化の直前にならないと公にならない。
より詳細な最新情報を入手次第こちらにて更新して行きたい。
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