ホンダ新型フィット(FIT)のフルモデルチェンジ時期は2019年7月だ。
価格や燃費、ボディカラー、スペック、先進安全装備など分かっている事をお伝えしていく。
新型フィットが2019年7月にフルモデルチェンジを行う。
新型フィットはどのような車種に生まれ変わるのだろうか。
2019年に誕生する新型フィットは4代目となる。
現行の3代目では大きく性能が進化したハイブリッドシステムはさらなる燃費性能をもって誕生する事がわかっている。
最も注目したいのはパワーユニットだろう。
ハイブリッドモデルでは1.5Lエンジンと組み合わせた2モーター式のi-MMDへと一新する。
こちらも3代目新型インサイトから搭載される【1L・3気筒ダウンサイジングターボ】が搭載される予定だ。
現行に搭載されている1モーター式i-DCDから大きく変化する事になる。
さらにエクステリアも大きく変化する。
フェイスはホンダ共通デザインとなるグリルを強調した物に変更される。
2018年12月に投入される3代目インサイトもこのデザインとなる。
新型フィットはどのような車種に生まれ変わるのか、現時点で分かっている最新情報を全て解説していく。
フィットがフルモデルチェンジする理由の1つとしてライバル車種のフルモデルチェンジがある。
他メーカーの車種がどのような進化を遂げてくるのかをまず確認しておこう。
新型フィットを購入する際には、以下の車種と悩んでいる旨を営業マンに伝える事で、値引きが狙えるので是非参考にして頂きたい。
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現在ホンダではコンパクトカーのラインナップをフィットとシャトルの2車種しか用意していないが、その理由はフィットのみでも他メーカーのライバル車種と戦えているからだ。
ちなみにシャトルは2代目フィットをベースに開発された「フィットシャトル」の後継車種である。フィットと差別する為にあえて「シャトル」の名前のみを残している。
新型フィットに期待される点はやはり「燃費の大幅改善」と「室内空間の使い勝手」だろう。
コンパクトカーを選択するユーザーは独身または子供が1人のみの家族や、小さい子供が2人のみの夫婦などが多い。
フィットは普段使いに適している車だが、中にはアクティブな使い方を好むユーザーも多くいる。
現行フィットでは、アクティブ層からしたら荷物の積載能力が不十分との声を聞くのも確かだ。
新型フィットではこれらユーザーが求める事を軸にし改善されると言う。
さらには日産の「ノート」や「キューブ」「マーチ」、トヨタの「ヴィッツ」などライバルにあたる車種が続々と新型にフルモデルチェンジされるを受けそれに対抗すべく新型フィットが誕生する。
新型フィットとまず競合してくるのがこの日産ノートだ。
2018年上半期登録車販売台数1位を記録する程売れている車種だ。
特長はe-POWER(イーパワー)と呼ばれる日産独自の技術を搭載している。
e-POWER(イーパワー)は、日産が他メーカーのハイブリッドシステムを区別させるために、設定した名称だ。
あえてハイブリッドと言う言葉を使わない点から日産の自信が伺える。
特徴はなんと言っても燃費性能だろう。
JC08モード燃費:37.2km/L。
3気筒1.2Lエンジンを発電専用に使うレンジエクステンダーEVで、走行は109ps/25.9kgmのモーターだけで行い、充電不要なEVとなる。
価格は約200万円~購入できるのも素晴らしい。
この日産ノートe-POWERは2016年11月に誕生したがこれはあくまで「マイナーチェンジ」止まりだ。
現在のノートは2代目で、最後にフルモデルチェンジされたのは2012年9月だ。
これを考えるとフィットよりも先に3代目ノートが誕生する可能性も高いがフルモデルチェンジ後のノートの詳細はまだ不明だ。
キューブもフィットと競合される事が多い日産のコンパクトカーだ。
フルモデルチェンジ時期は2019年と言われている。
デザインも日産のVモーショングリルを採用し今風にアレンジし、まったく新しい車種として誕生する。
新型への進化の目玉は、
・3列シートの設定
・電動式のスライドドア
・ハイブリッド設定
(レンジエクステンダーEVの可能性も) だ。
フィットにはない、3列シートに対応してくるのはほぼ間違いない。
これにより、フィットユーザーとは違ったファミリーマート層も巻き込んでくる事となる。
新型キューブのJC08モード燃費に関してはガソリンモデルで25.0km/Lを目指す。
ハイブリッドモデルでの燃費については現段階では不明。
価格はガソリンモデルで原稿の160万円~200万円程度となる。
コンパクトカーの中でもとにかく安く購入できるのが日産マーチだ。
しかし、そのイメージもフルモデルチェンジで払拭される事となる。
安い車のイメージから上質な車へと変わる。
新型へのフルモデルチェンジ時期は2019年だ。
新型マーチの目玉は下記の通り。
・ボディサイズの大型化
(現行フィットよりも一回りアップ)
・室内空間の大型化
・エンジンは3設定
マーチは今までコンパクトカーの中でも小回りが効く可愛らしいイメージがあった車種だが、エクステリアデザインを大幅変更し、更にはボディサイズを大きくする点に注目が集まっている。
ボディサイズは下記の通りとなる予定だ。
全長:現行よりも174mm+の3999mm
全幅:77mm+され1743mm
全高:55mm低くなり、1455mm
※現行フィットのボディサイズ
全長3955mm×全幅1695mm×全高1525mm
コンパクトカーの中でもかなりゆったりした室内空間を提供してくれる事となる。
ボディサイズを変更させる事で今までとは違ったユーザー層が獲得できるようになるのだ。
エンジンも下記の3種類用意されるのでより選択肢が広がる事となる。
・「0.9Lの3気筒ターボ」
・「1L3気筒のNA」
・「1.5Lのディーゼルターボ」
価格は現行キープ予定で140万円前後から選べる。
燃費に関しては向上させてくる事は間違いなく、
燃費モデルでJC08モード燃費は37km/L超え、ガソリンモデルで27km/L程度と予想されている。
日産はコンパクトカーのラインナップが非常に豊富で、
2019年以降、かなり積極的にこの市場の車を新型へと進化させてくる。
それには理由があり、ゴーン社長は本気でこのクラスで世界のトップを目指しているからだ。
なお、コンパクトカーの中でも最も手を入れてフルモデルチェンジしてくるのがこのマーチだと言われているので、新型フィットの実質のNO.1のライバルとなるだろう。
トヨタのコンパクトカーはどれも有名だ。
現在6車種のラインナップがある。
中でもアクアは驚異的な燃費数値となり37.0km/Lを達成していて大変人気がある車種となっている。
トヨタのアクアは2015年度コンパクトカー販売台数ランキングで王者に輝いている車種だ。
※ヴィッツは5位 フィットは3位
このアクアの快進撃により同じトヨタ車のヴィッツは影を潜める事となった。
ヴィッツは内装外装ともにスポーティで豊富なカラーバリエーションが特徴的な車だ。
アクアの燃費性能が目立ちすぎているのでぱっとしなくなってしまったが良い車だ。
そんなヴィッツは2017年早々モデルチェンジを行った。
モデルチェンジの目玉は以下の通りだ。
・新たにハイブリッド車が設定される事
・エクステリアの変更(フロントデザインの大幅改良)
・2トーンカラーの設定
・JC08モード燃費は34.4km/L
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今までで、ライバル車種のモデルチェンジ内容をお伝えした。
それぞれが大幅にパワーアップしていく中、フィットも現行車種のままいるわけにはいかない。
新型フィットで大きく変更されると言われている点は全部で3つ。
・ボディサイズ
・燃費
・エクステリアデザイン
順番に見ていこう。
フィットのライバル車種、日産マーチがフルモデルチェンジでボディサイズがワンサイズ大きくなる事が分かっている。
現行フィットよりも一回り大きくなり、全く新しいボディを手に入れる。
これを受け、新型フィットもマーチと同等程度のボディを手に入れるとの情報もある。
フィットは現行車で3代目だが実は年々大型化している傾向にあるのだ。
初代からボディサイズを追っていこう。
【全長】
初代フィット:3830~3850mm
2代目フィット(前期):3990~3920mm
2代目フィット(後期):3900~3915mm
3代目フィット:3955mm
全長は初代からフルモデルチェンジされる度に長くなっているのだ。
【全幅】
初代フィット:1675mm
2代目フィット:1695mm
3代目フィット:1695mm
全幅も初代から比較すると広がっている。
4代目フィットでは5ナンバーギリギリの1700mm以下になる可能性もある。
【全高】
初代フィット:1525~1550mm
2代目フィット:1525~1550mm
3代目フィット(FF):1525mm
3代目フィット(4WD):1545mm~1550mm
高さに関してはコンパクトカーは低くなっていく傾向にある。
高ければ高い程、風を受けやすく走行が不安定となるからだ。
最近の車は全高が低くてもその分、床を低くするなどして室内空間の広さを確保するのが主流となっている。
まだ確定ではないが、新型マーチの影響を受けフィットも4代目へのフルモデルチェンジの際にはボディサイズの大幅な見直しもあり得るとの事だ。
もしもボディサイズが新型マーチ並に大きくなったとしたらホンダのコンパクトカー市場に大きな変化が起きる事となる。
フィットは今の大きさが運転しやすく、女性などにも支持を得ている。
それを捨ててまで新型マーチのボディサイズを意識してくるかはまだ定かではない。
コンパクトミニバンで人気を復活した新型フリードと現行フィットと中間の大きさになる可能性もあるとの事だ。
ボディサイズに関してはまだ定かではないので新たな情報を入手次第アップしていきたい。
コンパクトカーは街乗りに適している車だ。
このカテゴリーを選ぶ層の決めては主4つ。
エクステリアデザイン・燃費性能・室内空間の使い勝手・価格
中でも各社が競っているのが燃費性能だ。
多少価格が上がっても燃費が良ければその分ガソリン代で元を取れると営業マンが売り込み安くなり、押し文句の最大の武器となるのだ。
現行フィットのJC08モード燃費は
ガソリン:26.0km/L
ハイブリッド:36.4km/L
と、悪くない数値なのだがライバル車種は更に上を行く。
・トヨタアクア
JC08モード燃費:38.0km/L
・日産ノートe-POWER
JC08モード燃費:37.2km/L
・日産新型マーチ
ハイブリッド:JC08モード燃費37.0km/Lオーバー
ガソリン:JC08モード燃費27.0km/Lオーバー
勿論、ホンダの新型フィットはこれらを上回る燃費性能で誕生する。
トヨタのプリウスがJC08モード燃費40.8km/Lを達成し騒がれているし、コンパクト市場ナンバー1の燃費はアクアの38.0km/Lだ。
これを超えてくる事も十分ありえる。
2019年に誕生する新型フィットの予想燃費はJC08モード燃費40.0km/Lと予想されているが十分狙えるだろう。
新型フィットの誕生までまだ時間があるのでホンダとしてもこの38.0km/Lのラインは超えていきたい所である。
現在ホンダの安全装備と言えば「ホンダセンシング」だ。
最近のモデルチェンジには必ず搭載されている。
このまま順調にフィットがモデルチェンジするとすればホンダセンシングの搭載は間違いないが、フルモデルチェンジまでまだまだ時間がある。
その点を考慮するとさらに進化した安全装備が搭載されてくる事もあり得る。
日産は既にセレナなどに自動運転「プロパイロット」などを搭載しているし、
スバルでは「アイサイトバージョン4」を2017年に新モデルに搭載する。
(ホンダで言えばホンダセンシング2)
トヨタは2020年までに自動運転を完成させる。
実際に、日米エリアに於いて2020年迄に独自の車載通信網の完全構築を宣言している。
トヨタブランド全車を対象とした共通の車載通信機(DCM・Data Communication Module)の開発・搭載を進めていくのだ。
通信会社のKDDIと全トヨタ車の走行情報の取得と運用を包括的に行うべく「グローバル通信プラットフォーム」を構築する。
このように各メーカーが安全装備にはかなり力を入れている状況だ。
フィットが新型にモデルチェンジされる頃にはホンダも「ホンダセンシング」をさらに進化させているだろう。
次期フィットにはその時の最新の安全装備が搭載される事となる。
最近は2トーンカラーの人気を受け、モデルチェンジ時に新たに2トーンカラーを設ける場合がある。
例えば、ヴィッツやセレナ、シエンタ、N-BOX。
この事からフィットもモデルチェンジ時に2トーンカラーの設定をするのでは?との情報がある。
カラーに関してはまだまだ不明な点が多い。
こちらに関しては最新情報が入り次第追って更新をしていきたい。
コンパクトカーを選ぶ際には値段に神経質になる傾向がある。
ミニバン等ファミリーカーはある程度値上がっても、3列シートの使い勝手や室内、荷室空間の広さをメインに選ぶが、コンパクトカーでは荷室などにそこまで差は出にくい。
となると、選ぶ基準の多くは値段が占めてくるのだ。
勿論それ以前に燃費やボディデザインか気に入ったカラーがあるか否かも吟味される。
当然、新型フィットも現在の「手軽なコンパクトカー」の価格帯は崩したくない。
現行価格は下記の通り。
・フィットハイブリッド(FF):1,690,000円~
・フィットガソリン(FF):1,299,800円~
フルモデルチェンジ後もこの値段感は崩さないとの事だ。
しかし、ボディサイズに大幅な変更があった場合はこの通りではない。
現行車種+20万円程度は見ておいた方が良いだろう。
ライバル車種のコンパクトカーがモデルチェンジ時に値上げを避ける方向でいるのでフィットも価格は抑えめで発表される。
フィットの歴代のモデルチェンジ時期を見ていくと、
初代フィットの発売時期は2001年6月22日。
2001年~2007年まで販売されている。
約6年間4ヶ月で2代目フルモデルチェンジ。
2代目フィットへフルモデルチェンジした時期は
2007年10月26日。
2007年~2013年まで販売されている。
約5年10ヶ月で3代目フルモデルチェンジ。
3代目フィットへフルモデルチェンジした時期は
2013年9月6日。
2013年より現在も販売中だ。
フィットに限っては初代から2代目、2代目から3代目のフルモデルチェンジスパンは約6年間となる。
これらを踏まえると新型(4代目)フィットも3代目発売より約6年後にフルモデルチェンジされる可能性も高い。
ライバル車種のモデルチェンジを見てからの後出しのフルモデルチェンジは戦略的にも上手く行きやすい。
例えばホンダフリードとトヨタのシエンタはお互い最大のライバルとなっているが、最近のモデルチェンジもホンダフリードはトヨタシエンタの後出しでモデルチェンジをしている。
この事からも2019年のフルモデルチェンジが濃厚となる。
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