新型N-BOXは軽自動車でありながら、コンパクトカーよりも広い室内を感じさせてくれる。
とにかく荷物を多く積めるし、移動時にストレスを感じさせない空間が売りだ。
新型N-BOXの室内の広さのサイズや機能について解説していく。
新型N-BOXの室内サイズをみていこう。
新型N-BOXでは「全ての領域で性能を向上させた」と言う。
中でも室内空間の拡大は圧倒的だ。
▼新型N-BOXの客室内寸法
長さ:2,240mm
幅:1,350mm
高さ:1,400mm
このサイズはどれだけ広いのだろうか。
想像がつきにくいので、
最大のライバル車種のダイハツ「タント」と比較してみよう。
タントも室内空間の広さを売りにしている人気車種だ。
毎年、N-BOXと売上台数を競っている。
※()内の数値は新型N-BOXとの比較 単位はmm
▼タントの室内寸法
長さ:2,200mm(-20)
幅:1,350mm(0)
高さ:1,365mm (-35)
新型N-BOXの方が室内空間はゆとりがある事が分かる。
室内空間拡大では、エンジンルームのコンパクト化、テーブルゲートの薄型化が機能しているのだ。
では、
他のライバル車種との室内空間を比較してみたらどうだろうか。
新型N-BOXの他のライバル車種、
ダイハツ「ウェイク」、スズキ「スペーシア」、日産「デイズルークス」と比較してみよう。
▼ウェイク
長さ:2,215mm(-25)
幅:1,345mm(-5)
高さ:1,455mm (+55)
▼スペーシア
長さ:2,215mm(-25)
幅:1,320mm(-30)
高さ:1,375mm (-25)
▼デイズルークス
長さ:2,235mm(-5)
幅:1,320mm(-30)
高さ:1,400mm (0)
このようにライバル車種と比較してみると、新型N-BOXは軽自動では最大サイズの室内空間のつくりをしている事が分かる。
旧型と比較すると、
室内長で+60mm、前後席間距離で+25mmも拡大されており、実際に座ると数値以上の広さを感じるはずだ。
N-BOXの人気の秘密は、
初めて見た人は必ず驚く室内の広さにある。
ユーザーからは「本当に軽自動車なの?コンパクトカーより広く感じる。」
等の声がよく上がる。
軽自動車でありながら、
コンパクトカーを上回る室内空間を実現し、
日本の軽自動車での生活を変えた車種はまさに、
N-BOX(エヌボックス)だ。
“メカは小さく、人のための空間は大きく。
このHondaの思想から、エンジンなどが占有するスペースは限りなく小さく。 人のための空間はできるだけ大きくし、軽最大級の広さを実現したN-BOX。 その空間には使いやすさを高める、たくさんの知恵と工夫をつめこみました。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
※1 2017年8月現在。室内三寸法(室内長、室内幅、室内高)に基づく、Honda調べ。
上記でも比較したとおり、新型N-BOXはライバル車種と比較しても広い室内空間となる。
これがホンダがN-BOXにこだわるポイントである。
「メカは小さく、人の為に空間は大きく」このキャッチフレーズを忠実に再現しているのが新型N-BOXだ。
ホンダ特許技術のセンタータンクレイアウトなど、独自の技術を進化させてきたホンダだからこそできる業なのだ。
新型N-BOXは多彩なシートアレンジに加え、広い室内空間を実現しているのだ。
その室内空間のポイントとなる点を挙げていこう。
“プラットフォームから新開発することで、N-BOXの室内空間がさらに拡大。大人4人が乗ってもしっかりとくつろげる、ゆとりの空間を実現しています。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
N-BOXは全長3,395mmと定められた長さでありながら、2,240mmと言う目一杯の室内長をとっている。
旧N-BOXは室内長2,180mmだったのでかなり広くなっている。
前席も後席も男性の大人が乗ってもゆったり感じる広さを持つ。
特に後席膝下空間は広い。
“実に2.0Lミニバン並みの前後のシート間隔を実現。後席にも足元・ヒザまわりに余裕のある開放的な空間が広がります。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
例えば、身長約180cmの大きな男性が後部座席に乗って足を組んだとしても余裕を持つ。
大人の男性でもゆったり後部座席座れるのが特長だ。
目的地に着いたら、車内で準備を整えて出かけよう。
助手席が大きくスライドするから、荷物の整理や靴の履き替えも余裕を持って行える。
“ゆとりのスペースは頭上にも。お子さまのお着替えがノビノビできるのはもちろん、背の高い荷物もラクに積み込めます。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
室内高が140cmもあるので、室内の高さは余裕がったぷりある。子どもであれば室内で立つ事ができてしまう。
後席を跳ね上げて空間をさらに広げれば子どもが遊ぶ事もできてしまう。
新型N-BOXは小さな子どもを持つ層からも支持される車なので、子どもがストレスなく動き回れるのは嬉しい。
ここまでは、新型N-BOXの室内空間のサイズについてみて来たが、ここからは室内空間のポイントやこだわり点をみていこう。
新型N-BOXでは多くのこだわりポイントを採用しているのが分かる。
“体重が軽い人でも適度に沈み込み、姿勢が安定することで疲れが軽減するように、また、体重のある人には柔らかすぎないようにするために、クッションの弾力性を工夫。さらに、シート表皮の裏側に特殊な加工を施し、じんわりとカラダを包み込む「低反発な柔らかさ」を追求しました。シート骨格には、ミドルクラスのセダンと同等サイズのものを採用しています。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
新型N-BOXは小さな子を持つ層もターゲットにしている。
小さな子どもが長時間移動で疲れないように、シートの素材にもこだわっている。
軽自動車のクオリティとは思えないシートの質感を持つ。
これは一度試乗してみるとシートの良さを感じるはずなので試乗の際は、前席だけでなく後席にも試乗してもらいたい。
インテリアでは、運転席・助手席から見えるインパネの色合いなども工夫しており、座る人それぞれが広さを感じられるよう配慮している。
配色や素材にも徹底してこだわっていて、乗っている人全てが気持ちよく過ごせる空間となっている。
“エンジン音などが気になる街中での加速や、高速道路でのクルージング。 N-BOXは、ボディの振動抑制や適所に配置した吸音材により、これまでになく高い静粛性を実現しました。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
街中での加速や高速道路を走行している時に実感できる静かな走りも特長の1つだ。
ボディの振動抑制や適所に配置している吸音素材が静粛性を高めてくれる。
新型N-BOXでは限界までに静粛性を高めているのだ。
高速道路走行時でも、オーディオの音はしっかり聞けるし、会話も声を大きくしなくてよさそうだ。
子どもが寝てしまってもエンジン音や揺れで起きる心配もしなくてすむだろう。
新型N-BOXの室内の進化は、1に広くなった事。
次いで、静粛性やシートアレンジが多彩になった事。
さらには、大切な人を乗せる車としてつくられたので車内環境でもユーザーの事を考えてつくられている事がわかる。
新型N-BOXの車内環境についてみてみよう。
・IRカット〈遮熱〉/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・IRカット〈遮熱〉/スーパーUVカットガラス(フロントコーナー/フロントドア)
・IRカット〈遮熱〉/スーパーUVカットプライバシーガラス(リアドア/リアクォーター/テールゲート) |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
特に女性は車内での日焼けを気にするが、新型N-BOXではUV約99%とIRをしっかりとカットしてくれる。
※すべての窓ガラスで紫外線約99%カット(ISO9050基準)と赤外線約70~80%カット(波長域780~2,500nm)を実現。Honda調べ。
前席はもちろん後席の窓ガラスも、肌のシミやしわの原因となる、紫外線を大幅にカットしてくれる。
さらに赤外線(IR)カットにより室内の不快な暑さを軽減してくれるだけでなく、夏場は冷房効果も高めてくれる。
タイプ別設定となるが、さらに日よけや遮断効果を高めたいなら「ロールサンシェイド」が効果的だ。
日差しのまぶしさを和らげ、室内を居心地よくしてくれる。
さらには外から見えにくくなるので、プライバシー保護にも役立つ。
タイプ別設定だが、イオンの力で車内をキレイにしてくれる「プラズマクラスター技術搭載
フルオート・エアコンディショナー」の設定もある。
こちらは空気清浄や脱臭などの効果があるエアコンとなる。
“人体への影響が懸念されるPM2.5にも対応※。 高い集塵性能で車内の空気を清潔に保ちます” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
※0.3μm~2.5μmサイズ粒子を70%以上キャッチ。数値は、フィルターの性能試験に基づく性能であり、実車の性能とは異なります。このフィルターでは0.3μm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができておりません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。
小さい子ども乗せる車だからこそ、室内をキレイに保ちたいものだ。
新型N-BOXでは、PM2.5にも対応している、
「PM2.5対応高性能集塵フィルター」を搭載している。
“シート表皮に付着したアレルゲン物質(ダニ・スギ花粉※)に加え、ウイルス※※の活動も特殊加工を施したシート地で不活性化します。” |
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
※ ダニアレルゲン94.3%、スギ花粉アレルゲン82.0%を不活性化。Honda社内実車測定値。
※※病気の治療や予防を目的とするものや、ウイルスの働きを抑制するものではありません。試験方法:ISO18184(ウイルス株 ATCC VR-1679〈エンベローブ有〉を使用)
タイプ別設定だが、アレルギーのもととなる、「ダニ」「スギ花粉」などの活性化を防ぐ「アレルクリーンシートプラス」を座席に搭載する。
花粉などを車内に持ち込んでしまっても安心だ。
ディーラーオプションにて、「リモコンエンジンスターター」が選択可能だ。
この「リモコンエンジンスターター」の機能だが、名前どおり、
ドアの施錠・解錠はもちろん、離れた場所から一つでエンジン始動・停止&エアコン起動をこれ一つで行える。
Hondaスマートキーシステム搭載タイプとなる。
以上が、新型N-BOXの室内空間の特長となる。
室内サイズが大きくなっただけではなく、快適性が進化している事も忘れてはいけない。