男であれば誰もが一度は憧れる車中泊。
車中泊と言えば、大きな車じゃないと出来ないと思っている人も多いはず。
狭苦しい車に泊まるのは、身体を痛めるから嫌だと思いがちだが実はそんな事はない。
現在の車はコンパクトでも室内空間が広いのでそれなに車中泊が出来てしまうのだ。
車は使い方次第では無限の可能性を秘めている乗り物で、
思い立ったらすぐに、どこにでも行けるし、旅には欠かせないだろう。
車で旅に出る人は多いが、車に泊まった事がある人は少ないだろう。
ここでは車中泊に適している車を紹介していくので是非チャレンジしてもらいたい。
車内に寝れるスペ-スとアイテムさえあれば簡単に寝床が確保出来るのだ。
ここでは車中泊に適している車やアイテムを出来るだけ詳しく紹介していく。
車を寝床に1人旅を思い描いた事がある人には是非実行して頂きたい。
車中泊に適している車の紹介の前に、
まずは車中泊の基本を知っていただきたい。
車は自由な使い方が出来るので簡単に宿泊施設になる。
しかし、車中泊にも抑えておくべきルールがあるのだ。
ルールを守ってこそ、楽しい度になることを覚えておこう。
車はどこに止めて寝泊まりして良いものではない。
駐停車禁止の場所で車中泊が出来ないのは説明不要だろう。
ではどこで車中泊が出来るのだろうか。
車中泊が出来るスペースとして人気なスポットは
・SA(サービスエリア)
・PA(パーキングエリア)
・道の駅 だ。
これらの場所は無料で駐車できるので車中泊に適している。
海の見える公園の駐車場で車中泊なども憧れるが車中泊の旅をすれば必ずお世話になるであろう、SA、PA、道の駅。
24時間お手洗いが使えるので排泄にも困らないし、各地域の特産品なども販売されているのでお腹も満たしてくれる。
でも、勘違いしてはいけないのが、SA、PA、道の駅はいずれも利用者が休憩をとる為の場所であると言うことだ。
車中泊用のスポットではないのだ。
人気のエリアでは一部の長期滞在者によってパーキングエリアが埋まってしまう事がある。
また、排泄物やゴミ問題も話題になっている。
SAやPA、道の駅は一日中車を止めておいて良いわけではない。
休憩がとれたら速やかに場所を移動するのはマナーだ。
マナーをしっかりと守って車中泊を楽しみたいものだ。
全国で約1100以上する道の駅。 その土地の特産品などが多く売られているのが魅力だ。 利用する際は施設内で食事などを楽しもう。 |
1 ゴミの不法投棄
車中泊や旅の最中に出たゴミを不法投棄するのは厳禁だ。
施設にゴミ箱があってもなるべく捨てるのは避けた方が良いだろう。
車中泊の際に出たゴミは住んでいる地域のゴミで出すのが良い。
2 騒音
無駄なアイドリングは避けよう。
さらに気をつけたいのが、一酸化炭素中毒だ。
夜中は近隣の住民に考慮して騒音を立てないようにしよう。
アイドリングは騒音の原因になる上に、環境問題となっている。
3 長期滞在はNG
道の駅、SA、PAはあくまでも公共のスペースであって宿泊施設ではない。
休息する場合は必要最低限にしよう。
大前提として連泊や長期滞在する場所ではない事を覚えておこう。
4 車椅子用スペースは避ける
健常者は通常のスペースに駐車するようにしよう。
車椅子スペースはそれを必要としている人がいる事を忘れずに。
5 あくまでも駐車する目的で使用
駐車スペースでキャンプなどの行為を見かける事があるが、短時間だとしても、テーブルやイス、調理機器などを持ち出してキャンプ行為をしないようにしよう。
6 電源は使わない
施設の許可を得ずに電源を取って充電などをしているキャンピングカーユーザーを見かけるが、罰せられる事があるので注意しよう。
ここからは実際に、車中泊が可能な車種とその性能や寝心地を比較していきたい。
今回比較して行くのは以下の車種だ。
メーカー |
車種 |
ホンダ |
ヴェゼル、オデッセイ フリードプラス、N-BOXプラス |
トヨタ | シエンタ、ルーミー |
日産 | セレナ |
三菱 | アウトランダー |
マツダ | CX-5 |
スズキ | スペーシア、ワゴンR |
・価格
192万円(G/FF・CVT)~288万600円(ハイブリッドZホンダセンシング/4WD・7速DCT)
・特長
シートアレンジはフィット譲りで、広い居住空間と荷室を備え外観はよりスタイリッシュに。
3年連続国内SUVベストセラーはさすがだ。
価格も魅力的で1.5LガソリンFFは200万円以下!
ワンタッチで寝床が作れ、斜めに寝れる。
・奥行き:1550mm
・幅:1000mm
・高さ:940mm
荷室の広さもヴェセル人気の一つだろう。
Dセグメント並の広いキャビンと荷室を持つ。
後席をダイブダウンした状態では奥行き=1550mmになる。
タイヤ収納の張り出しも考えられており、横幅も考えられている。
ヴェゼルの荷室は良く考え作られている。
燃料タンクをフロアシート下に収めたセンタータンクレイアウトになっており、Cセグメント随一の広いキャビンと荷室空間を実現しているのだ。
尚、運転席、助手席はホールド性を重視しているので段差や凸凹があるので寝床としては使えない。寝床はあくまでも荷室だ。
ユーティリティモード(リヤシートを前倒し)が車中泊に最適なアレンジとなる。
ヴェゼルの場合は、リヤシートレバーを引くだけでダイブダウンするのでフラットな荷室を作ることが出来る。
奥行きは1550mmもあるので、大人の男性でも横向きで無理なく寝れる。
・価格
276万円(G 8人乗り/FF・CVT)~405万600円(ハイブリッドアブソルート ホンダセンシングアドバンスドパッケージ人乗り/FF)
・特長
5代目オデッセイは2013年10月デビューした。
誕生より数年経っておりそろそろフルモデルチェンジの情報もあり注目されている。
現行車種は歴代初の両側スライドドアを採用。
全高は先代よりも140mm高めており室内空間は広くなっている。
ハイブリッドモデルは2016年2月にマイナーチェンジとともに追加。
寝床としてのサイズは十分で工夫次第ではより快適になる。
・奥行き:1600mm
・幅:1000mm
・高さ:970mm
※2列目ベンチ仕様8人乗り。
オデッセイの荷室は凸凹が目立つのでマットを重ねてフラットにするのがオススメ。
左右シートも離れているので2人で寝る場合もシングルベッド×2のような適度な空間を保つ。
7人乗り仕様の場合は、
ロングスライド機能、背もたれの中折れ機構、オットマンを備えるプレミアムクレードルシート
が追加される。
こちらの良い点は背もたれのフルリクライニング&オットマンの併用により足を伸ばして仮眠できる点だ。
「荷室をくずさない」と言う前提で、1番オススメのシートアレンジは、
8人乗りのヘッドレストを外した1列目フルリクライニング&2列目リクライニングを連結したアレンジだろう。
・価格
190万円(B/FF・CVT)~274万8200円(ハイブリッドGホンダセンシング/4WD・7速DCT)
・特長
フリードとフリードプラスの違いは、フリードが3列シートに対してプラスは2列目シートのみな点だ。
その分フリードプラスの方が、室内空間を多く使えるようになっている。
フリードプラスのパワーユニットは「1.5Lガソリン」と「1.5Lエンジン+i-DCD方式」のハイブリッドの2種類のみだ。
4WD車はハイブリッドにも設定されているのでユーザーの選択肢が広がる。
圧巻の広さとフラット感を持つフリードプラスは車中泊にオススメだ。
・奥行き:1900mm
・幅:1280mm
・高さ:950mm
荷室横にどうしても出来てしまう「タイヤハウス」が寝ていても全く感じられないつくりになっているのは嬉しい。
タイヤハウスを隠すようにサイドボックスの上にユーティリティボードを掛ける事で室内空間がフラットな状態となるのだ。
低床化のつくりなので天井との高さも見た目以上にあり、室内空間の広さとフラット感は見た目以上だろう。
フリードには「おやすみモード」と言う車中泊用のシートアレンジがある。
奥行きが2m近いフラットスペースだ。
こちらのモードにシートをアレンジするとフラットなシートとなり、寝心地の良さや縦横方向の広さや頭上空間のゆとりは抜群だ。
キャンピングカー並の快適さを誇る。
「おやすみモード」にシートをアレンジするのは簡単で、
2列目の座面を跳ね上げ、背もたれを前倒しするダブルフォールダウン格納、2列目背面シートバックボード、ユーティリティボードを組み合わせるだけだ。
尚、アンダーラゲッジスペースはおやすみモードでも使用できる。
・価格
134万円(G/FF・CVT)~187万円(カスタムGターボLパッケージ/4WD・7速DCT)
・特長
N-BOXプラスはより積載容量や就寝性能をアップさせるべく、N-BOXをベースにリヤフロントの形状から造り変えをしている。
広い荷室空間はセンタータンクレイアウト、ロングホイールベースを3枚のボードでアレンジして作り上げている。
リヤシートを敢えて使わない発想の転換が良い。
・奥行き:1940mm
・幅:1100mm
・高さ:1000mm
N-BOXの特長として室内高が挙がる。
高さ1400mmでミニバン並の高さがあり、ベッドモードにすると特に居住性に優れる。
N-BOXの荷室はフロントシート背もたれの水平感やマルチボードの角度をこだわる事で就寝性能を大きく引き上げている。
N-BOXプラスは軽自動車ながら車中泊の先駆車となる車だ。
N-BOXプラスは、身長190cmの男性でも楽に横になれる車だ。
荷室にある「マルチボード」。
これを2枚上段にセットする。
そしてリヤシートをダイブダウン格納。
すると「ベッドモード」となる。
この際の奥行きは190mmにもなる。
シートクッションも寝転ぶ事を前提に作られており、形状や寝心地、フラット感はパーフェクトである。
軽自動車とは思えない、まるでキャンピングカー並の寝床を持っている。
・価格
168万9709円(X Vパッケージ/FF・CVT)~232万9855円(ハイブリッドG/FF・CVT)
・特長
ホンダのフリードとライバルで有名なシエンタ。
普段使いやレジャーにもってこいの車種だ。
5ナンバー枠に収まる3列シート7人乗りコンパクトミニバン。
ユニークに使えるシートアレンジや奇抜なスタイリングに惚れた人も多数。
しかし、アレンジは多彩でも車中泊には少し向いていないか..
・奥行き:1380mm
・幅:850mm
・高さ:1100mm
フリードと共にコンパクトミニバンとして切磋琢磨して来た車種なので、
フリードプラスに迫る勢いの低床車となっている。
シートは低い位置に格納可能なので室内高は1mをオーバーしている。
窓の位置が高いので、車中泊する際には壁に囲まれているような感覚となる。
荷室フロアは505mmの高さとなる。
ちなみにフリードプラスの場合は335mmでこれには及ばないものの、シエンタも居住性を考え低床式を採用している。
車中泊に最適なシートアレンジは、2列目タンブル格納と3列目ダイブイン格納による
「フラットラゲージモード」だ。
ミニバンと言えば2&3列目のフラット展開が魅力的だが、シエンタではそれが出来ないのが残念。
「ダイブイン格納」のお陰で、
フルラゲッジ状態で寝てみると天井が高く感じるだろう。
3列目を2列目の下に落とし込める格納方法で、荷室高は1mをオーバーする。
シエンタは荷室の使い勝手はとても優れるが、車中泊向きではないかもしれない。
・価格
146万3400円(X/FF・CVT)~200万8800円(カスタムG-S/FF・4WD)
・特長
ルーミーは2016年11月に発売されたトヨタのトールワゴン型コンパクトカーだ。
パワーユニットは1LターボとNAにCVTを組み合わせた物となっている。
低床+背高スタイルにより見た目よりもずっと広い室内空間を確保している。
視界が広く運転がしやすいと評判だがこれはガラスエリアが広い上に、着座位置も高いからだ。
寝床としての広さは十分で、前後シートが快適だ。
・奥行き:1600mm
・幅:1000mm
・高さ:1000mm
上記のサイズはフロントシートをフルリクライニングにし、リヤシートの背もたれを最大限に寝かせた状態の数値だ。
ルーミーは室内空間にベッドが備わっているような車だ。
フルフラットモードはリヤシートのスライド機構を最大限にすると240mmになる。
フロントシートをリクライニングにさせた状態でも座面と背もたれの段差は少ない。
尚、リヤシートのリクライニング角度は70度まで寝かせられる。
嬉しい事に助手席側のトリムポケットにはデッキサイドランプが付いているので車中泊中もランプが手元を照らしてくれる。
トリムポケットには小物入れやスマホ置きにもなるボトルホルダーが備わるので快適だ。
助手席側をフラットにしたままドライバー席をダイブインさせベッドにし、助手席側に荷物を追いたり長尺物を置くのがおすすめだ。
・価格
243万5400円(S/FF・CVT)~313万5240円(G/4WD・CVT)
・特長
2016年8月に発売した新型セレナは日本初の自動運転技術「プロパイロット」を搭載して話題になり、今もなお売れ続けている。
ユーザービリティを考えて開発され、
・「デュアルバックドア」=狭い場所で荷物の積み下ろしに適している
・「ハンズフリーオートスライドドア」=足でドアを開け閉め可能
などの多彩な機能を備えている。
多彩な装備を持つセレナだが、勿論車中泊にも持って来いの車だ。
広さは十分だし、フラット感も抜群だ。
・奥行き:2050mm
・幅:1280mm
・高さ:960mm
2列目3列目のフラットシートはかなり寝心地が良い。
スライド&リクライニングレバーはシート横に備わっている。
しかし、
スマートマルチセンターシートはコンソールやアームレストの機能を備えているので段差が生じてしまう。
この段差はタオルなどを挟み平らにしよう。
セレナの室内空間はとても広いので、
2列目、3列目のフルフラットと荷室のどちらを選んでも縦方向でのびのび寝れる。
1列目シートの背面にUSB電源端子が備わっているのでスマホを2列目で寝ながら充電も出来るので便利だ。
パーソナリティテーブルも備わっているので、基本的には2列目3列目で寝るのが良いだろう。
特に、2列目3列目を繋げた状態の「フルフラットモード」では幅1.3m×長さ2m以上のベッドに早変わりする。
フルフラットモードはマットが不要な程、寝心地が良いだ。
小柄な女性の方は「フルラゲッジモード」が車中泊にオススメだ。
こちらは3列目を前方にスライドさせた物だが、シートレールの凹凸がないのでエアマットも薄い物で済む。
・価格
253万8000円(ガソリン20G/FF・6速CVT)~478万9260円(PHEV Sエディション/4WD・-)
・特長
アウトランダーと言えばPHEV!と言われがちだが、ガソリン車の特長としてシートアレンジが多彩で3列シートを選べる点にある。
車中泊にはアウトランダーガソリンモデルを推したい。
なんと言ってもコストパフォーマンスは最高だ。
最新型では「eアシスト」=歩行者検知機能の装備も追加されているのでかなりお得になっている。
3列シートガソリンモデルは十分車中泊が出来る車だ。
・奥行き:1700mm
・幅:980mm
・高さ:840mm
ワンタッチでチルトダウンする3列目シート。
2列目シートのダブルフォールディングは座面下レバーで楽に操作可能。
アウトランダーの荷室はベッド代わりに最適だ。
格納時のフラット感は心地よくマット不要でぐっすり寝れるだろう。
2列目をダブルフォールディングにするのに、座面を持ち上げレバーを操作するのが少し手間だがそれ以外は車中泊には最適だろう。
「最大ラゲッジルーム」を活用する事で車中泊が快適になる。
最大ラゲッジルームへの展開方法は2列目をダブルフォールディング状態にし、3列目チルトダウンさせる事で出来る。
2列目は6:4、3列目は5:5の分割可倒式なのでアレンジも思いのままだ。
片方を座席にし、もう片方をフラットにしたままなど好きなアレンジが可能となる。
尚、少しの仮眠や休息であれば、
1列目と2列目をつなげるだけでもゆったり出来るだろう。
2列目シートバックをリクライニングにさせるだけでも、大人の男性でも足を伸ばしてくつろげるのが良い。
・価格
246万2400円(20S/FF・6速AT)~352万6200円(XD Lパッケージ/4WD・6速AT)
・特長
マツダCX-5は2016年12月にフルモデルチェンジを行ない、さらに磨きがかかったエクステリアはDセグメントSUVの中でも光る存在となっている。
外観も勿論だが上質な乗り味も魅力的だ。
パワーユニットは
「2.2Lディーゼルターボ」「2.5Lガソリン」「2Lガソリン」の3種類を用意している。
荷室の広さは積載能力は十分だが、寝床としてはイマイチかもしれない。
・奥行き:1600mm
・幅:1030mm
・高さ:800mm
荷室のリモートハンドル1つでリヤシートの前倒し操作が可能なのは他にない。
CX-5は車中泊を想定してつくられていない。
車中泊よりも
ドライビングポジションやホールド性にこだわったているので、シートの形状も寝床には適した形をしていない。
CX-5はドライバーに優しい車種で、
その乗り味はドライビングシートの形によって再現されている。
この為、サイドの張り出しが強く、座面と背面の段差が大きく、助手席フルリクライニングの寝心地は「快適」とは言えない。
荷室と前倒しにしたシート背面との段差があるのでタオルなどで段差を埋めると良いだろう。
CX-5の荷室は、リヤシート前倒しで1600mmもの奥行きがある。
フラットな荷室だがマットを敷いて寝よう。
フロントシートを前に移動させればマットを折らずに寝れるが、リヤシートの背面が盛り上がっている為マット下などにタオルを敷き荷室との高さを合わせた方が良いだろう。
・価格
127万4400円(G/FF・CVT)~184万2480円(カスタムXSターボ/4WD・7速CVT)
・特長
ターボエンジン搭載の軽ハイトワゴンではトップの燃費性能を誇るスペーシア。
Sエネチャージがモーターでエンジンをアシストするので、燃費性能、走行性能は抜群だ。
軽自動車では安全面を心配されがちだが、デュアルカメラブレーキサポート等を搭載し、安全装備にも気を遣っている。
スクエア型室内空間に豊富なシートアレンジは車中泊出来る車として注目度が高い。
・奥行き:1900mm
・幅:1000mm
・高さ:1100mm
スペーシアの良さはそのランニングコストにある。
安いのに使いやすいし、燃費性能も良い。
コンパクトサイズなのに、助手席の前倒し、リヤシートのダイブダウンのお陰で軽自動車とは思えない室内空間を持つ。
スペーシアのライバルはタントだが、室内空間はタントをも上回る使い勝手だ。
室内高:1375mm
室内長:2215mm
スペーシアの荷室の特長として、両席を格納すると27インチの自転車を積める広さがある点だ。
リヤシートの独立スライド&リクライニング機構を活かし、片側を座席でそのまま使い、もう一方の席をフルフラットにする事も出来る。
助手席の前倒し機能は車中泊では便利な機能だ。
座面を持ち上げ、シートバックを前倒しにしリヤシートをダイブダウンさせれば
・奥行き:1900mm
・幅:1000mm
と、大人男性が1人寝ても十分スペースが余る室内空間が出現する。
助手席の前倒し機構の際に、取り外したヘッドレストは座面下のアンダーボックスに収めよう。
・価格
107万8920円(FA/FF・CVT)~177万9840円(スティングレーハイブリッドT/4WD・7速CVT)
・特長
新型ワゴンR(6代目)へフルモデルチェンジしたのは2017年2月。
搭載している最新装備は、
軽自動車初となる「ヘッドアップディスプレイ」、「デュアルセンサーブレーキサポート」、更に低燃費になった「マイルドハイブリッド」など。
ワゴンRはシートアレンジの展開が楽々だ。
室内の長さを活かして長身男性も横になれる。
・奥行き:1130mm
・幅:1000mm
・高さ:900mm
室内高は最近流行りのスーパーハイトに劣るものの、高さを抑えている分、燃費性能や運動性能などで勝る点が多い。
奥行き1.8mの広さは、ワンタッチダブルフォールディングリヤシートや助手席前倒しの合わせ技にて確保している。
ロック解除レバーはシートの肩口中央側に備わっていて、バックドア側からもすぐに寝床スペースへ移動できるのは良い。
ワゴンRは軽自動車ワゴンクラストップの室内長を活かした車中泊が出来る。
まずフルモデルチェンジにより、室内幅が大幅にアップしおり、スペーシア同様助手席は前倒し機構が備わって、後席ダブルフォールディングと合わせ、1800mmの奥行きを実現している。
車中泊には持って来いの広い荷室空間を確保出来るが、
前倒しにした助手席とリヤシートの間に隙間が出来るのでスペーシア程、フラットな床にはならない。
隙間はタオルで埋め、その上からマットを敷くと良いだろう。