車の税金と減税基礎知識【エコカー減税について】

新車購入時だけでなく、毎年または車検時に掛ってくるのがクルマの税金。クルマを買う時や維持するのにいくらお金が掛るのだろうか。また最新エコカー減税についても解説していく。

 

エコカーや次世代車について

 

上手な節約方法などを解説する
上手な節約方法などを解説する

次世代車には「補助金」がある

クリーンディーゼル車や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッドカー(PHEV)、そして燃料電池車(FCV)はエコカー減税だけではなく


クリーンエネルギー自動車導入促進対策補助金(CEV補助金)の対象となるモデルもある。

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CEV補助金は平成28年3月7日(申請書必着)までの延長が決まっている。


補助金の一例

・CX-3 16万円

・アウトランダーPHEVなら最大29万円

・i-MiEVは47万円

・トヨタミライは202万円


ディーゼルのCX-3もEV車のi-MiEVも、PHEVのアウトランダーも全て補助金対象車だ。


中でもFCVのトヨタミライは202万円の補助金が出るのだ。

次世代車に増々目が離せない展開となっている。


これ以外にも、各自治体の補助金制度もある。

ディーラーや各自治体に問い合わせをして次世代車の購入を検討しよう。

トヨタミライ

700万円以上の価格設定だが

202万円のCEV補助金に加え、各自治体の補助金がある。

これにより、実質400万円~500万円程度にトヨタミライが入手可能だ。

マツダCX-3

急激に増えているクリーンディーゼル車もCEV補助金の対象となる。ただし4年間保有する義務がある。


自動車税/軽自動車税

課税タイミング毎年4~5月と覚えよう。

▼自動車税は

毎年4月1日時点の自動車の所有者に課税される。


新車購入時は登録月の翌月分以降を月割して残りを納税する。


排気量が500cc増えるごとに課税額が重たくなって行く。

次に軽自動車税を解説して行く。

▼軽自動車税は

2015年4月に値上がりをし、一律18,000円になった。


減税される場合は、翌年の軽自動車税が50%減税で5,400円、25%減税で8,100円だ。


また

新車購入時は課税対象外となる。

自動車税/軽自動車税 早見表 
排気量(l) 購入翌年度の自動車税額
減税無し 50%減 75%減
1以下 29500 15000 7500
1超1.5以下 34500 17500 9000
1.5超2以下 39500 20000 10000
2超2.5以下
45000 22500 11500
2.5超3以下
51000 25500 13000
3超3.5以下
58000 29000 14500
3.5超4以下
66500 33500 17000
4超4.5以下
76500 38500 19500
4.5超6以下
88000 44000 22000
6超  111000 55000 28000

※単位円


自動車重量税

新車購入時と車検時に課税される。

クルマの重量税が500kg増える度に、税金も増える。

つまり重たい車ほど、重量税も重くのしかかるわけだ。


基本税金額は4100円(500kg/年)。ただしエコカーだと本則税率:2500円(500kg/年)となり、さらにこの税額から減税される。

新車購入時は次回車検までの3年分を納税する。

(以下の表は3年分の税額)


免税車種は、3年後の初回車検時も免税となる。

軽自動車税は重量に関係なく一律となっている。

エコカー減税によって減税または、免除となる場合もある。

自動車重量税 早見表 
車両重量(kg) 新車購入時3年分
減税無し 25%減 50%減 75%減
~500 12300

5600

3700 1800
~1000 24600 11200 7500 3700
~1500 36900 16800 11200 5600
~2000 49200 22500 15000 7500
~2500 61500 28100 18700 9300
~3000 73800 33700 22500 11200
軽自動車 9900 5600 3700 1800
車両重量(kg) 初回車検時
エコカー エコカー以外
~500 5000 8200
~1000 10000 16400
~1500 15000 24600
~2000 20000 32800
~2500 25000 41000
~3000 30000 49200
軽自動車 5000 6600

※単位は円


新車新規登録から13年経過車は受領税が15%も重くなる 


エコカー減税は、環境に優しい車を優遇して普及を進める思惑がある。


その一方で

2015年からは新車新規登録から13年以上経過している車は自動車税の重課割合が10%から15%にアップする。


つまり、昔の車に乗っている人には税金を課税して行きますよ。という事だ。

昔の車に思い入れがあり、あえて乗っている人も多くいるだろう。


確かに新型のエコカーは自然環境にも良い。

しかし車の文化的側面を無視し、新車ばかりを促進するのには疑問の声も多く残っている。


例えば

初代のフィットが出たのは2001年だ。

この車も自動車税が重税される可能性もある。


将来昔の車が走っていない日本は少し寂しい気もする。


ホンダの車のエコカー減税事情

※最大減税率を表示

アコードハイブリッド

取得税100% 重量税100%

 

ヴェゼル

取得税100% 重量税100%

 

グレイス

取得税100% 重量税100%

 

シャトル

取得税100% 重量税100%

 

ジェイド

取得税100% 重量税100%

 

フィット

取得税100% 重量税100%

 

レジェンド

取得税100% 重量税100%

 

Nワゴン

取得税100% 重量税100%

 

Nワン

取得税80% 重量税75%


フリード

取得税80% 重量税75%

 

フリードスパイク

取得税80% 重量税75%

ステップワゴン

取得税60% 重量税50%


CR-Z

取得税60% 重量税50%

 

Nボックス

取得税60% 重量税50%


Nボックスプラス

取得税60% 重量税50%


Nボックススラッシュ

取得税60% 重量税50%

 

オデッセイ

取得税40% 重量税25%


S660

取得税40% 重量税25%

 

CR-V

エコカー減税なし


シビックタイプR

エコカー減税なし


バモス

エコカー減税なし



自動車取得税

クルマを取得するときに課税されるのが自動車取得税。


・取得価額の3%を納める。

・軽自動車なら2%。


取得価額とは

車両本体+オプション価格のおよそ90%が目安となる。


例に出してみよう。

取得価額が200万円の登録車には6万円だ。


なお、自動車取得税は消費税が10%になれば廃止される方向で調整されている。

エコカー減税によって減税または免除される場合がある。

取得価額 新車購入時
税率 減税なし
200万円の普通車の場合 3%

60000

100万円の軽自動車の場合 2% 20000

※単位は円

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